『あれ、学校サボれる?』
本髙「アホ」
男「おい、お前携帯貸せ」
『……はいどうぞ』
菅田「貸すんかい!笑」
プルルル プルルル
え、櫻宮!?
いやそれだけで場所わかるんけないだろ笑
『鐘のあるn……!!!!!』
大光「アホ!」
ツー ツー ツー
『は?お前ら櫻宮に何する気?』
男「別にー?笑」
『ちょお前ら暴力だけは許さないかんな?』
男「さぁ?どうかな?笑」
『一瞬で殺意』
今野「やめろww」
『てかここ分かるわけないだろ』
男「来なかったらどうなるか分かる?」
『マイメロだから分からなーい♡』
矢花「わからないです!!教えてください!!!」
『…』
男「まぁ…お前らの命はないだろうな?」
『え、無理』
男生徒「早く帰りてーんだけど」
『櫻宮に会いたい〜』
男「付き合ってんの?その櫻宮って奴と」
『片想いだアホ!!』
男「頑張れよ(?)」
『どうも(?)』
本髙「普通に会話すなwww」
『もうちょい危機感もと?』
男「つーかお前らうるさいって」
バゴッ
『っ……』
菅田「痛…」
『櫻宮大丈夫かな…』
男「てかもうすぐ来んじゃね?」
男「そろそろ10分経つしな」
『いやだから場所わかるわk』
ドーン!!!!
『……本当に来たんだ』
櫻宮「嶺亜くん!?え!?何!?」
『朝登校してたら急にここにいた』←
櫻宮「納得」←
『みんなは?』
櫻宮「私だけ…」
『そっか』
男「姉ちゃん、俺らと勝負しない?」
櫻宮「勝負…?」
男「あぁ」
『辞めろよ…女だろ?』
男「関係ねーよ」
『あるだろ!!』
櫻宮「嶺亜くん…」
男「じゃあそこの女、
勝負しなければ嶺亜が死ぬ」
櫻宮「はぁぁ!?」
男「どうだ?勝負するか?」
『いいよ、俺なんてどうでもいいから』
櫻宮「良くないよ!!嶺亜くん…泣」
『泣くなって笑』
櫻宮「……勝負ってなんの?」
男「力だよ。喧嘩。」
櫻宮「……」
『年齢的にも性別的にも人数的にも不利だろ!』
櫻宮「いいよ、受けて立つ」
「「『 えぇぇぇ!!!! 』」」
櫻宮「私が勝ったらみんなを解放してくれる?」
男「あぁ」
櫻宮「……なら」
菅田「いやおかしいの?ねぇ?」
『いいって本当に。俺なんか…』
櫻宮「良くないから!!」
男「ふーん…なるほどね」
NEXT
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。