第26話

イ ケ メ ソ
3,060
2020/04/28 07:26
嶺亜side









やってきた土曜日


















櫻宮「……」








『不安なの?笑』








櫻宮「逆に嶺亜くんは不安じゃないの?」








『いやー、なんかノリで教育長も変えるんじゃね?笑』







櫻宮「…究極のアホだ。置いてこ。」








『え、ちょ!ちょ待って!』





































ただいま嶺亜、櫻宮と2人きりです
















校則変えるらしいんですけど…
















余裕そうに見えて意外と心臓バックバクなんだからね!!!


























教育長「君たち、要件はなんだね」








櫻宮「ウチの学校の校則についてです」








教育長「ほう」








櫻宮「校則が理不尽すぎるんです」








『……』








眠い。ダルい。


















聞いてらんねーよ














教育長「なるほど、確かにおかしいですね。」








櫻宮「生徒の署名もとりました」








教育長「さすが都内1のお嬢様高校、早いね」








櫻宮「ありがとうございます。検討してくれますか?」








教育長「うん、これはさすがにおかしいね」








『え、嬉しみ』








櫻宮「だ・ま・れ(口パク)」








『』








櫻宮「検討よろしくお願いします!」








『お、お願いします!』










教育長「これは…9割の確率で改革できるね」








櫻宮「本当ですか!?」








教育長「生徒のことを何も考えていない…」








教育長「意味の無い校則ばかりだ」








『それな』








櫻宮「だ・ま・れ(口パク)」








『』←デジャヴ













櫻宮「ありがとうございましたー!」














がちゃん








櫻宮「ねぇあなた本当にバカ?」








『さっせん!本当さっせん!』








櫻宮「絶対思ってないでしょ……」




















矢花「あれ、2人とも何してるの?」








『あ、矢花!』








大光「仲良くデーt」








櫻宮「(睨)」








大光「」








櫻宮「校則変えに行ったの」








今野「どうだった?」








櫻宮「9割は変えられるらしい。条件的にもおかしいし」







『マジ櫻宮のおかげ』








菅田「校則改革出来たら2人付き合えr」








櫻宮「ありえない。ない。絶対ない。」








『地味に傷つく…てか結構傷つく…』








櫻宮「なんで?」








『……なんでもない』








櫻宮「じゃ、私はもう帰るね」








『え、せっかくだし遊ぼうよ!』








櫻宮「嶺亜くんが言うとなんか…やだ」








『なんで?え?え?なんで?え?』








櫻宮「うるさい。私帰る」








































































櫻宮「で、なんで1人で着いてきてるの?」








『別にストーカーじゃないんだしー』








櫻宮「明らかにストーカー」








『いいじゃん!気にしない気にしない!』








櫻宮「気にするよ…」






















『校則改革出来たら最初に何したい?』








櫻宮「うーん…恋愛してみたいかな」








『え、!?誰と!?は!?は!?嘘でしょ!?は!?』







櫻宮「何?恋愛したことないから…楽しそうだなって笑」







『櫻宮が恋愛…』








櫻宮「バカにしてるわけ?笑」








『いや…なんか悲しい』








櫻宮「なんで嶺亜くんが悲しむのよ笑」








『やっぱお前鈍感』








櫻宮「……?」








『…好きな人いる?』








櫻宮「何急にー笑 いるっちゃいるけど……」








『……HP 0.1








櫻宮「好きな人と結ばれるっていいよね〜」








『…誰?』








櫻宮「え、?」








『…好きな人って誰?』








櫻宮「っ…それは言えないかな笑」








『ふーん…じゃあ好きなタイプは?』








櫻宮「優しくて…自分の個性を持ってる人」








『自分の個性…か…』








櫻宮「うん、逆に嶺亜くん好きな人いるの?」








『俺は居るよ』








櫻宮「へー…」








『櫻宮って好きな人いるんだぁ』








櫻宮「笑」























櫻宮に好きな人いるとか初耳だし…








もう無理…








生きていけない








終わった








誰なんだろー








やっぱ黒田?








それとも他校のお坊ちゃま?








当たり前だよな








不良な俺なんか恋愛対象外だよな








勝手に期待してた俺が悪かった










«««2人揃って天然»»»
















櫻宮「嶺亜くん家まで着いてくるの?笑」








『うん!笑』








櫻宮「なんか犬みたい。ペットみたいな笑」








『はぁ?笑 なんだよそれ笑』








櫻宮「冗談。嘘嘘。」








『なんだよ笑』











幸せだな…











好きな人と喋れてるって幸せ














櫻宮の好きな人、ごめんな













もう少しだけ幸せで居させて














??「あれ、あなたじゃん!」








櫻宮「 え、……なんで…」








『誰?』








急に現れた紳士っぽいけど絶対性格悪い←








男は櫻宮に馴れ馴れしく触る








櫻宮「…ごめん急いでるから」








??「いやいいじゃん笑」










櫻宮は今すぐにでも抜け出したいような目をしてる


















『お前、誰?』








??「俺?つーかお前こそ誰だし笑」








『質問に答えろ、名前』








??「俺は神河慎二かみかわしんじお前は?」








『俺は中村嶺亜。お前櫻宮のなんなの?』








櫻宮「嶺亜くんいいから、帰ろ」








神河「俺はあなたの元彼。」








『……!?!?!?!?』








神河「逆にお前は?今彼?」








『……』








??「慎二!久しぶり!…ってこいつ元カノじゃーん」








櫻宮「……」








『いやまとめてみんな誰だよ』








??「あー、慎二の友達。ってかお前今彼?嘘ー。笑」








櫻宮「違っ…」








『そうだけど?俺の彼女に触れないでくれますか?』








櫻宮「嶺亜くん…」








神河「あなたってこんな男が好みだったんだね」








櫻宮「こんな男ってなによ…」








神河「こんな不良みたいな弱そーなちっぽけな男」








友達「マジ見る目ないな笑」








神河「俺と別れてすぐ違う男…」








友達「たらし?笑 クソだろ」








友達「最低女だなー!このちっぽけ男とお似合いだろ」














































『ちっ……お前らなんなの?』








神河「は?」








『振られたからって元カノの悪口?最低だな笑』








櫻宮「嶺亜くn『悪いけど』……」




















『あなたのこと悪く言うやつは生きる価値ないから』







神河「はぁ?ww 」








友達「あ、こいつナルシスト?」








は、氏ね








櫻宮「…辞めて」








神河「は?」








櫻宮「もう私に付きまとわないで!」








神河「なに?ww」








櫻宮「近ずかないで…泣」








友達「泣いてる、ダッサ」









友達「ふっwww」








櫻宮「……グズッ」








『マジムカつくんですけど』








『俺の彼女傷つけんな』








神河「彼氏気取りー笑」








『気取りじゃないから』








ギュッ(手を繋ぐ)








『彼氏だから、振られたからってちょっかい出すのやめなよ?まじダサいからww そんな男、振られるに決まってるわ』








神河「……」








『あなた行こ!』








櫻宮「…うん泣」
































いや俺、スカッとジャパン?









胸きゅんスカッとしちゃいましたぁぁあああああ!!!












櫻宮「嶺亜くん…!!! ありがとう!!!!」








『あ、いや、別に、てかあいつ元彼?』








櫻宮「……」








『言いたくなかったら学校で教えて!』








櫻宮「…へ?」








『やっぱ今教えて!あいつなんなの?』



















そこから教えてもらった











神河慎二は紳士で学校の王子様みたいな存在だった









あ、ちなみに中学でね?








そんな神河が告白してきた










紳士だし、優しそうだからと思って付き合った















でもすごく強引で無理やり

















その上、浮気してた














だから振ったらしい




















『最低だろ』








櫻宮「…でも浮気しやすい環境にした私も悪i」








『自分責めんなよ…』








櫻宮「……」








『泣きたいなら泣けばいいじゃん。』








『無理する必要ないよ』









櫻宮「……泣」








『…大丈夫?』








櫻宮「え?泣」








『すごい怯えてたから。』








櫻宮「……怖かった泣」








『怖かった、そうなのか』








櫻宮「……泣」



















意外と櫻宮って女っぽいところあるんだな









ってか手繋いだままなんだけど













さっき俺、普通にあなたって呼んだし





































俺なら…あなたを傷つけないのに



























俺なら…あなたを泣かせないのに






















俺なら…幸せにしてあげるのに




























俺じゃダメかよ…












































大光「熱きお2人、やっぱり付き合っt」








『もー!!!お前ら一生恨む!!!!』








櫻宮「あ、居たんだ」








本髙「手繋いでるし…泣いてるし…って泣いてる?大丈夫?」








菅田「嶺亜になんかされた?」








『ちょ、ちげーよ笑』

















櫻宮「嶺亜くんが…助けてくれたの//」


















今野「逆になんで付き合ってないかが謎」








『あ、今それ禁句です』








菅田「え、なんで?」








『さっき櫻宮の元k』








櫻宮「……」








え、何、こいつ上目遣いしてるんだけど








言わない方がいいってこと?









つーか可愛すぎな
















可愛い罪で逮捕するぞ!!!!!













『…なんでもなーい』








本髙「なんだよ笑」








『2人だけの秘密ー笑』








櫻宮「キモ








『…何も聞こえなかったうん』








矢花「逆にさ、2人は付き合おうとか思わないの?」








『…別に?』








櫻宮「コクッ」








大光「櫻宮って好きな人いるの?」








櫻宮「……」








『居るよ』








櫻宮「言うなって!!」








大光「だれ?」








櫻宮「……」








『俺』








櫻宮「シバくぞ」








『すいやせん』








菅田「息ぴったりだと思うけどな〜」








矢花「お互いが勘違いしてるんだよ」








大光「あ〜…納得」








櫻宮「…???」








『…???よく分かんねーや』








櫻宮「…私帰るね、バイバイ!嶺亜くんさっきは本当にありがと!」








『え、ちょ、バイバイ!!!』


























その後、みんなにさっきって何?って問いただされました



















ごめん櫻宮、俺言っちゃった☆































……いつか本当の彼氏になりたいな


































当分無理だと思うけど…


































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長くなってごめんなさい!!!














6000文字普通に超えました…






















指の筋肉痛((













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