朝が来て、目が覚めた
朝が来て、目が覚めた
隣を見たらあらまぁびっくり
降谷さんが...
これはいわゆる添い寝と言うやつか...?
それにしても、降谷さん近くで
見れば見るほど美形だなぁ...
私がベッドから出ようとすると
私の着替えた覚えのない寝巻きの裾を
引っ張って、きてそのまんま
降谷さんのところへ倒れこんでしまった
降谷さんが寝てる上に
上手く乗っかる形になって...
しかも背中を腕で固定されてて
ねっころがりながら抱き締められるかんじ...
さすがに恥ずかしすぎる...よぉ////
私が真っ赤だと思う顔を手で覆いたいと思いながらも
手も抱き締められるときに
腰のところで固定されていて
この、ゴリラ力の人には勝てず、手が出せないでいた
何徹くらいしてるのかな
少しだけ、少しだけ...
もし疲れが半減されるなら
少しだけでも癒されるなら
私は降谷さんの
耳元で呟いた
それから、頬にキスをした
すると、
そう、寝言が聞こえてきた
そう、呟くと
降谷さんが
目を覚ました
ほぼ最初から...しかも零って
読んだのも聞こえてたの...!?
恥ずかしさのあまり目をそらそうとしたり
顔を隠そうとしたりしたいけど
降谷さんの抱き締める力によってそれは叶わずにいる...
そして、降谷さんは姿勢を横にして
おでことおでこをコツンとさせながら
抱き締めるのはそのまんまで
手も動かせないまま
そういって、更に近づいてきて
鼻と鼻が近づく距離になった
特別なんだから
降谷side
冗談ですよっと言おうとしたとき
かぐやさんは、顔を更に近づけてきて
キスをしてきた
そのせいで、力が緩んでしまい
腕からかぐやさんはいなくなってしまった
それにしてもかぐやさん
細いから、折れないかとくだらないことに
必死に思考を回らせていると
全く...かぐやさんは...
そんなこんなでプールも終わった
夏休みはまだまだ長い、次は何をしてあげようかな
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!