つつがなく終わった入学式。
教師に連れられて、新入生は学校案内をする………
………予定だったのだが。
新入生たちは
慌ただしく自分たちを教室に連れていき
そのまま走り去る先生を眺めていた。
先生が居なくなり、引っ張る人が居なくなったので
一年生たちはざわざわとし始めた。
これに数人の同級生が賛成する。
30人中の数人は大きい。
確かにじっとしているのは入学式で飽きたので
何かして気を紛らわせたいと、みんなは思った。
流石に「ここで待ってろ」の
先生の言葉を無視するのは避けたい。
入学早々問題児扱いなんてゴメンだ。
意見が分かれる一年生達。
早速クラス割れかと思われたが………
突然扉が開く。
ぞろぞろと、10人程度が教室に入ってきた。
風貌から、先生ではなさそう。
ニコリと微笑みながら最初に入ってきた男性の言葉に
嘲笑混じりに言葉をかける男性。
ため息をつきながら
二人の口論を無理やり鎮めた……男性?
流れるように可愛い女の子に声をかけようとする。
しかし、彼が向いた方には女子生徒が3人。
3人はお互いの顔を見た。
譲り合いか、擦り付け合いか。
どちらなのかの判断は、見た人に委ねられる。
女子生徒3人の様子を見て
明るい声の女の子が問いかける。
ドン引きしたような…呆れたような…。
蛆を見るような目で見下ろす。
9人それぞれの個性的な掛け合いを
大人しく見守っていた1年生たちは
ついに痺れを切らして、彼等に話しかけた。
レッツ地の文ゼロの小説
地の文ってのは「 」で括られてない
情景や気持ちを表す文です。たぶん。
そういうことにします。
【無し】(会話文多めなので、登場頻度多めに見える)
「ちょっと待てよ!」
「きゃあっ!………ちょっと、突然なんなの!?」
【少なめ】
「ちょっと待てよ!」
太郎が花子の手を掴んだ。
花子の身体が後ろに倒れる。
「きゃあっ!………ちょっと、突然なんなの!?」
【普通】
「ちょっと待てよ!」
太郎が突然、花子の手を掴んだ。
思ったより強く引かれたからか
花子の身体が後ろに倒れる。
「きゃあっ!………ちょっと、突然なんなの!?」
【多め】(口数は少ないし、登場頻度も偏るが、深掘りしてる)
「ちょっと待てよ!」
息を切らした太郎が、花子の手を掴んだ。
強く手を掴まれた花子は痛みに顔を歪める。
そのまま太郎が花子の腕を引っ張り
自分のほうに留めようとした。
後ろ向き腕を引っ張られたせいで
バランスを崩した花子は、太郎の方に倒れ込む。
ドサッ_。
立て続けに痛みを加えられたことに
驚きと怒りを含んで、花子は太郎の方を向いた。
「きゃあっ!?………ちょっと突然なんなのよ!」
アンケート
地の文は
無し
11%
少なめ
0%
少なめ寄りの普通
18%
普通
58%
多め寄りの普通
5%
多め
8%
投票数: 38票
ちなみに
今回は【少なめ寄りの普通】
次回は【無し】

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。