莉「ピッツア!ピッツア!!!!」
ジ「なあなあ!みんなでピッツア食べながら恋バナしよや!」
全「「さんせーい!」」
こ「じゃあ初恋の子の名前とかどう?」
ジ「じゃあ俺から!!」
ジ「俺の初恋の人の名前は…
あなた。お前だ」
なんてかっこいいこと言ってみたいなあ。
でもさ
もしここで俺が言ったらなーくん達に申し訳ないし
言えるはずないやんw
俺知ってる。あなたの好きなやつ
"だって14年前一緒やったもんな"
_14年前_
ジ「なあなあ〜!好きな人だあれ?」
『なんでジェルに教えなきゃあかんねんw』
ジ「しょうがねえやんw」
『なんだその理由w』
ジ「じゃあお前の好きな人言ったら俺の好きな人も言う!!」
『分かったよw』
『私はね…』
『清水が好きなんだ。』
ジ「…へえ…。」
『ねえねえ!ジェルは?』
ジ「この俺が好きな人いるわけねえやんwいたらその子いじめられちゃうかもしれんしw」
『…嘘つかないでよ』
ジ「え?」
『教えてくれるって言ったじゃん!!』
『もうジェルなんか嫌い!大嫌い…!』
ジ「………」
ジ「…あなた…!まって…!」
あーあ。あの時追いかけてればよかった
キーッ
あなたは事故にあった。
頭を打って記憶喪失になった
だが、「ちょこれーとらびっつ」は覚えてたらしい。
あなたの母「ジェルくん…!あのね…!あなたがジェルくんに手紙を…!!!」
それはちょっと小汚い字で
" ジェルへ
ずっと前から。
ずーっとずーっと前から
ジェルのことが大好きでした
これからもよろしくね。仲良くしてね
すき
あなたより
"
それを見た瞬間、涙が止まらなくなった____
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はちゃめちゃすぎてごめんなさい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。