第14話

9話
690
2020/05/22 13:00
引き続き美香side
美香
美香
よし、あなた!作戦は頭の中に入ってる?
貴方
貴方
"もちろん!"
あなたが、慎重に中に入り込む。


事前に、あなたには異能力で透明になってもらった。


きっと問題無く敵まで辿り着けるだろう。


私もあなたも少し油断していた時だ。



ビーッビビビビビ・・ビーッビビビビビ・・・
ウーウーウーウー
貴方
貴方
"な・・・っ・・・!?"
美香
美香
はぇ・・・!?
けたたましい程の大きな警報がビル中に響き渡るのが、通信機越しにでもわかる。
貴方
貴方
"なんで・・・!監視カメラは死角を通った筈だし、そもそも私透明になってる筈・・・"
美香
美香
その、はず・・・
必死に頭を回す。
美香
美香
・・・これ、私たちに反応してるのかな・・・?
結局、「自分達以外の誰かが此処に侵入した」と言う結論に至った訳だが、その確率は極めて低い。
美香
美香
取り敢えず、慎重に進んでみよっか・・・
貴方
貴方
"了解"
彼女の短い返事には、不安が見え隠れしていた。まぁ、其れもそうだ。

鳴る筈がない警報が、いきなり鳴ったのだ。


不安になるのも納得だ。
____
貴方
貴方
"こ、此処が・・・?"
美香
美香
そう、っぽい・・・
「敵の居場所へ向かう」
此れは、私が思っていたより簡単だったのでは無いだろうか。
あっさりと、部屋の前まで来てしまった。
貴方
貴方
"ねぇ、何か簡単過ぎない・・・?"
美香
美香
そう、よね・・・
彼女も、同じ事を考えているようだ。
だが、今有る情報を元にすると、これ以上の事は考えられない。
美香
美香
中から、声とか、音とか聞こえる・・・?
貴方
貴方
"うーん・・・"
映像から察するに、きっと耳をドアに押し当てているのだろう。
貴方
貴方
"誰かが、喋ってるね・・・"
美香
美香
了解。じゃあ、一旦ドアを開けて、壁に隠れて。
貴方
貴方
"オッケー"


ガチャ

芥川龍之介
芥川龍之介
〜〜・・!?誰だ!!
銀
・・・?
広津 柳浪
広津 柳浪
・・・誰ですかね?
立原 道造
立原 道造
・・おいおい、隠れてるんじゃねぇだろうな・・・?
貴方
貴方
"・・・"
________________

この辺で区切ります。

この話は、アニメになっている所までの情報でしています。

漫画で出ている所とは多少違っていると思いますが、ご了承下さい。
芥川龍之介
芥川龍之介
次の話では、僕が良く出るらしい。
作者
作者
はい。芥川先輩の出番です。
作者
作者
楽しみにしていて下さいね!
みんな
ばいばーい!

プリ小説オーディオドラマ