第2話

#.2
31,612
2025/07/20 11:06 更新
少し広い鉄格子に囲まれている紫髪で翡翠色の目をした私と歳が同じくらいの少年だった。
刀也
……
少し近付くとギッと睨まれる。
me
レオスさん、この子は?
レオス
彼は実験体Aですよ
me
実験体!?
刀也
!?
実験体と聞き、驚いて大声を出すと少年の肩が大きく揺れた。
me
あ、ごめんね
me
実験体ってどういうことですか
レオス
…ふ、冗談ですよ
挑発するかのようにレオスさんはクスクスと笑う
me
……
呆れて紫髪の少年に話しかける。
me
こんばんは。初めまして
me
私はあなたって言います。君は?
驚かせないように小さめの声で話す
刀也
……
me
……
やっぱ喋らないかー。なんて思いながら頭上を見てみる。そこには1と書かれていた。
刀也
……
レオス
あなたさん、その子は剣持刀也君ですよ
me
刀也くん?
刀也
っ……名前呼ぶな
刀也くんの頭上で何かが動いた気がした。頭上を見て見ると2と書かれている。
me
刀也くん
もう一度呼ぶと3。
me
いい名前だね。刀也くん
刀也
ッ〜〜//
褒めると5と着々と頭上の数字は増えている。これは一体何の数字なのか。
満足度?不快度?
刀也
やめ、ろ……/
でも照れてるし悪い数字ではないみたい。取り敢えずひたすら褒めよう。
me
刀也くんかっこいいね。
me
その目とか。宝石みたいに澄んでて私めっちゃ好き
me
肌も綺麗だね?羨ましいな
me
ねー刀也くん、ご飯持ってきたんだ。食べる?
刀也
……ん、食べる///
me
おっけー、レオスさんご飯……あれ?
ご飯を置いてレオスさんが居なくなっている。
まぁいいか。
me
刀也くん、どれくらい食べたい?
刀也
……いっぱい
me
……そうだよね、このドロドロご飯刀也くん好き?
刀也
…きらい。つめたい
me
そうだよね。私が頑張って温かいご飯に変えてあげるからね!固いものとか食べれる?
刀也
……ん
me
そっかそっか、はい、どーぞ
刀也
………おまえ、たべないの
me
私?お腹すいてないんだよね
刀也
…………そ
ズルズルと液体を啜る刀也くんの頭上を見る。
20に数字が上がっていた。意外とちょろいのかもしれない。
me
よし、刀也くん、私レオスさんの所行ってくるね
刀也
……
ご飯に食べることに夢中なのか返事はない。
私は部屋を出て、レオスさんを探すことにした。




me
レオスさーん?
me
どこですか〜?
レオス
助けてーーーーーー!!!!!
奥からレオスさんのヘルプの声が聞こえる。
me
レオスさん…!?!?どこですかー!!
レオス
死ぬーーー!!!!!
聞こえる方へと急ぎで走る
レオス
私はここですーー!!!助けてーーーーーー!!!!!
me
うるさ、え?
下から聞こえると思い下を向くと大量の本と硬い床に挟まれてべしょべしょと泣いているレオスさんがいた。
レオス
あなたさんんんんん!!死んじゃうよぉーー!!!
me
何やってるんですか、
レオス
貴女の頭の上の数字調べようとしてギュウギュウの本棚から本引っ張り出したらこれですよ……うぅ
me
はぁ、とりあえず本退けますね
レオス
はい……


レオスさんの上に乗っていた本を全て退かす。
レオス
ありがとうございます…
me
全く……声そんなに出てるんですから大丈夫でしょうよ
me
というか数字の意味多分わかりましたよ
レオス
え!!なんですか!?
me
好感度だと思うんですよね
レオス
見解を教えてもらっても?
me
さっき刀也くんがご飯食べた時不満げでしたけど値は下がらなかったので満足度ではないと思うし褒めた暁には値が上がって心を少し開いてくれたので好感度だと思いました
レオス
……なるほど…
レオス
…流石私の助手くんですねぇ~~!!!!!(がし、
me
っわ、!
レオス
好感度なら私が調べた結果報告本にあったと思うんですけど……
レオスさんは私の両肩を掴んだと思ったら床に落ちた分厚い大量の本を漁り始めた。
me
あ、私も手伝いますよ、!!どんな見た目ですか?
レオス
暗めの牡丹色みたいで上製本なんですけど…
me
……あ、これですか?
レオス
あー!!!それですそれ!!
レオス
確か10ページら辺に…
レオス
あ、これですね
me
'好感度1~10は顔見知り、20は知人、30~50は友人、60は親友、70~80は好き?、90は?、101以上は依存'
me
……本当ですかこれ?
レオス
それが最後の方が不確かなんですよぉ……
レオス
ということであなたさん!貴女にこの実験を調べる役割を与えましょう!!
レオス
さぁ次の人の所に行きますよぉ!!
me
レオスさん!?
散らかった床に躓きながらも小走りで行くレオスさんを急いで追いかける。



しばらくすると刀也くんと同じ時のように鉄格子に囲まれている青年がいた。
レオス
ではこの子もお願いしますね!!!
me
え、ぁ、はい…!
me
ねぇ君、名前はなんて言うの、?
なま、ぇ……

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