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第4話

#.4
28,138
2025/08/23 12:14 更新
次はセラフくんの隣にいるガと書かれた部屋に行くことにした。




me
失礼しま~す…
ガク
……?
me
…えっ、みみ、?
好感度を見ようと頭上を見るとそこには狼のような少し長い耳が生えていた。
ガク
ぁ、こ、こんに、ちは、?
me
……あ、うん、こんにちは!
どうしてもぴょこぴょこと動く耳が気になって会話がたどたどしくなる。
ガク
……これ、きもちわるい、っすよね、
ガク
しまえなくて、ごめんなさぃ…
ガク
お、俺もきもちわるいって、わかってるんすけど
ガク
ごめんなさい……
me
え、いやいや!!気持ち悪くないよ!可愛い!もう触りたいくらい!
ガク
…触りますか、?
me
え!?
ガク
……いたく、しないでくださいね
そう言うときつね色をした狼のような耳を鉄格子の隙間から出す。
me
……か、かわいい…
その様子があまりにも可愛くて声に出してしまった。
ガク
…?
me
あ、なんでもないよ、ごめんね!じゃあちょっとだけ……
me
…わ!ふわふわだ……
ガク
…ん、くすぐったいっす…
そう言いながらも心地良さそうにする獣人?が可愛くて頭を撫でる。
ガク
me
あっ、ごめん!心地良さそうにしてたからつい……
ガク
…ぜんぜんだいじょーぶっすよ(にぱ
me
……かわいい~…
ガク
…えっ、と?……へへ、
まるでペットを飼っているかのような感覚になる。
暫く頭を撫でていると自分の仕事を思い出した。
me
あ、そうだった…ね、君の名前はなんて言うの?
ガク
俺は…伏見ガクっす!
me
ガクくん?
ガク
はい!
me
ふふ、お返事ありがと~、ガクくんは何歳?
ガク
えっと…ずっと室内にいたんでわかんないれす…
me
え、ずっと室内?
ガク
畳があって、赤い柱と小窓がたくさん…
ガク
そこから出れなくて、出たいって思ったてたらここに、
me
そうなんだね、…にしても赤い柱…珍しいね
ガク
門みたいな赤い柱が4本くらいくっ付いたのもあった気が…?
me
………神社?
ガク
……
ガクくんが無言になる。
me
あれ?ガクくん?
ガク
……はて?
ガク
あー、なんでもないっす、今までのは気にしないでもらえると助かるかもしれないっす
今までの滑舌がゆるゆるで可愛らしいガクくんとは打って変わって少し冷たい反応をする。
ガク
少し目瞑ってもらっていいすか?
me
え?うん…
目を閉じる。




10数秒経つ。
ガク
もういいですよ
me
うん…あれ?
目を開けるとそこには先程まであった獣耳がなくなっていた。
me
ガクくん、耳は?
ガク
……さぁ、ちょっとなんの事だかわからないっすねぇ
白々しい態度を取られる。
me
え?さっきまで触って…え?
ガク
まぁまぁ!いいじゃないっすか!!ね??
me
ぇ、いや……うーん、まぁ、
なにか事情があるのかもしれない。1度レオスさんに相談しよう。
me
とりあえずご飯どーぞ、明日には固形にしてあげれると思うから、!一旦これで我慢してね
ガク
…わかったっす!
一瞬うげぇという顔をしたがいつものにぱっとした笑顔に戻る。
レオス
助手くーん!!!戻りましたよ〜!!
レオスさんの大きな声が廊下に響き渡り、反響した声が聞こえてくる。
me
!ガクくん、レオスさん戻ってきたみたいだから行くね
me
お皿はそこら辺においてていいからね!
ガク
ぁ…そう、れすか……
me
じゃあまた後でね
ガク
…はい!また後で
なくなった獣耳が下がっている気がしたが今はガクくんのことを相談したいため構っている余裕はない。
ごめんね、と謝罪しながら部屋を出る。


me
レオスさん!
レオス
助手君!これでいいんですか?
me
はい!ありがとうございます
me
あの、それと相談が…
レオス
何かありましたか?
me
さっきガクくんの部屋行ってきたんですけど…
レオス
え…!
レオス
何かありましたか?
me
獣耳が生えていて、閉じ込められていた場所の特徴を聞いたら態度が急変してしまって…しかもその時獣耳がなくなったんです
me
何か知りませんか?
レオス
……なるほど、その後噛み付かれたりはしましたか?
me
いえ特に…
レオス
……成功したようですねぇ!!
me
え?
レオス
いやぁまさか成功するとは…
me
え、ん?成功?何かの実験をしたんですか?
レオス
こちらに来てください、お見せしてあげますよ
me
はぁ…
言われるがままレオスさんについて行く。
すると好感度について書かれていた本があった部屋に着いた。
レオス
確かここに………
レオス
……ありましたよぉ!!これです!!
me
…「1部記憶を初期化する方法」?
レオス
確かガク君は最初来た時我々に危害を加えようとしていてね……
me
え!?あのガクくんが?
レオス
なんたって狐の神'だった'んですよ
me
……ええええ!?!?!?
me
神様??狐の神様?稲荷…ってことですか?
レオス
イナリ…?さぁ、そこは解明できませんでしたが……きっとそうなんでしょう
me
ど、どうしよう…私神様の耳もふもふしちゃった……
レオス
助手君、大丈夫ですよ
レオス
今はもう違いますから
me
……どういうことですか?
レオス
彼は天使で言う堕天使…のような存在ですからね
me
……堕天使…罰を課せられて天界を追放された天使ですよね?
レオス
そうです、天使と神様は違いますが彼もまた追放され、堕天使と同じような身なのです
me
……そうなんですね…
レオス
…ここに当時のガク君を書いた覚えが……あぁ!ありましたよ!
me
「先にいた剣持刀也を威嚇、危険性あり…過去のトラウマが原因か」
me
トラウマって、?
レオス
さぁ、話してくれなかったのでねぇ…
レオス
記憶も1部なくなっていますし解明は不可能に近いですし
me
そうですか……ガクくん…心配ですね、トラウマを思い出さないといいんですけど、
レオス
思い出したらもう1度実験するしかないですねぇ…
me
それもそれで心配ですよ
レオス
失敗する確率は30%しかないので安心してください!
me
だいぶ高くないですか??余計に心配になりました!!
レオス
まぁまぁいいじゃないですか!ほら次の人のとこ行きますよ!!!
me
えぇ……
無理矢理な気もするが勢いに押されて次の人のところに行くことにした。

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お久しぶりです。
遅ばせながらデイリーランキング最高1位ありがとうございました。
意外と学業や部活、資格取得で時間が作れず遅筆ですが更新を待っていてくれでありがとうございます。
これからもご愛読よろしくお願いいたします。

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