第30話

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2021/07/17 14:07
七海建斗
七海建斗
見えますか?
これが呪力の残穢です。
花村(なまえ)
花村あなた
え…はい。
悠仁は見えないの?
虎杖悠仁
虎杖悠仁
うん、全然見えない
七海建斗
七海建斗
それは見ようとしないからです。私達は普段当たり前の様に呪いを視認しています。
術式を行使すれば痕跡が残る、それが残穢。だが残穢は呪霊などに比べ薄い。目を凝らしてよく見て下さい
虎杖悠仁
虎杖悠仁
んー
あ!見える見える!
七海建斗
七海建斗
当然です、見る前に気配で悟って一人前ですから
虎杖悠仁
虎杖悠仁
気張ってこーぜ!
七海建斗
七海建斗
いや、そこそこでで出来るならそこそこで
花村(なまえ)
花村あなた
七海さんそういう人だから。(コソッ
虎杖悠仁
虎杖悠仁
なーんか噛み合わないなー(コソッ


〜数時間前〜
五条悟
五条悟
脱サラ呪術師の七海建人君でーす!
七海建斗
七海建斗
その言い方辞めてください。
花村(なまえ)
花村あなた
✨七海さん!
お久しぶりです!
お元気でしたか?
七海建斗
七海建斗
ええ、変わりなく。
花村さんは2級術師になったそうですね
花村(なまえ)
花村あなた
はい!
虎杖悠仁
虎杖悠仁
脱サラ、なんで初めから呪術師にならなかったんすか?
七海建斗
七海建斗
まずは挨拶でしょう。
始めまして虎杖君。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
あ、始めまして
七海建斗
七海建斗
私が高専で学び気づいたことは呪術師はクソということです。そして、一般企業で働き気づいたことは労働はクソということです。同じクソならより適性のある方を、出戻った理由なんてそんなもんです。
虎杖君、花村さん、私と五条さんが同じ考えとは思わないで下さい。私はこの人を信用しているし信頼している。でも尊敬はしてません。
上のやり口は嫌いですが私はあくまで規定側です
要するに、私もアナタを術師として認めていない。宿儺という爆弾を抱えていても己は有用であるとそう示すことに尽力して下さい
虎杖悠仁
虎杖悠仁
俺が弱くて使えないことなんてここ最近嫌という程思い知らされてる。
でも俺は強くなるよ、強くなきゃら死に方さえ選べねぇからな。
言われなくても認めさせてやっからさ、もうちょい待っててよ
花村(なまえ)
花村あなた
悠仁…
七海建斗
七海建斗
いえ、私ではなく上に行ってください。
ぶっちゃけ私はどうでもいい。
花村(なまえ)
花村あなた
💦
〜そして今に至る、某映画館〜
花村(なまえ)
花村あなた
監視カメラには何も写ってなかったんですよね?
七海建斗
七海建斗
ええ、被害者以外には少年が1名のみです
虎杖悠仁
虎杖悠仁
じゃあ犯人は呪霊?
七海建斗
七海建斗
まあそうですね
映画館を出て少し歩く
トコトコトコ
呪霊が2体…
花村(なまえ)
花村あなた
七海さん…
七海建斗
七海建斗
こちらは私が片付けます。
花村さんと虎杖君はそちらのもう1体を。勝てないと判断したら呼んでください。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
俺たちのことちょっとナメすぎじゃない?
七海建斗
七海建斗
ナメる、ナメないの話ではありません。私は大人で君は子供、私には君を自分より優先する義務があります
虎杖悠仁
虎杖悠仁
ガキ扱いならナメられたほうが良かったよ
七海建斗
七海建斗
君はいくつか死線を越えてきた。でも、それで大人になったわけじゃない、枕元の抜け毛が増えていたり、お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり、そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです
花村(なまえ)
花村あなた
ズバッ
虎杖悠仁
虎杖悠仁
!そもそも刀身がぐるぐる巻きなのに、その上峰打ちでブッタ斬った。
花村(なまえ)
花村あなた
悠仁危ない!
虎杖悠仁
虎杖悠仁
スッ…(かわす)
逕庭拳(殴る)
七海建斗
七海建斗
(素の力が人間離れしているのか。
初撃が少ない呪力ながら並の術師の120%成立している、そこに時間差で流れ込んでくる本命の呪力。
やられる方は想像以上に嫌でしょうね。伸び代もある、100%の体術に100%の呪力を乗せられる様になれば)

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