第14話

14 俺も男だよ?
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2020/04/29 14:05
そうだ、今日は豆ちゃんにお勉強教えるんだった!
一階の大きな机で明日の抄読会の資料を作りながら
豆ちゃんがくるのを待つ。
まめ
まめ
おはようございます!
パソコン?
仕事ですか?
あなた

あー豆ちゃんおはよう!
そう、明日これ発表しなきゃいけなくて。

まめ
まめ
あなたちゃんほんとに忙しそう。
休みでも休みじゃないんですね。
あなた

いやいや、やるのが遅いだけだよ〜
となりどうぞ。

まめ
まめ
失礼します。
豆ちゃんが横の椅子に座って、宿題を始める。

クルトガ使ってるんだ、懐かしい。
まめ
まめ
あの、、、
ここってなんでルート√ 取れるんですか?
あなた

あー、ここはね〜

数学なんて久しぶりだけど、

なんとなく覚えてる知識で

なんとなく教えられた、かな?
まめ
まめ
なるほど、じゃあここはこう変換できるってことですよね!
あなた

そうそう。
わかってるじゃん!
じゃあこっちはどうなると思う?

豆ちゃんは頭がいいみたい。
新しい知識をすっと次の問題に活かせる。

まめ
まめ
これであってます??
あなた

見せてね、、
おっ、すごいね、まめちゃん
すぐできちゃう。

まめ
まめ
やったー!
あなた

かわいいなぁ

豆ちゃんの頭を撫でる。

顔を赤くして、それからふっとよける豆ちゃん。


ごめんごめん、

だって、本当に可愛い。
まめ
まめ
そんなに子供扱いしないでくださいよ
あなた

ごめんごめんって。

まめ
まめ
そんなに年変わらないですからね。


そう言うと豆ちゃんはあなたの体を自分の方にグイッと寄せて抱きしめる。






あなた

え、なに?まめちゃん…?





抱きしめる力はだんだん強くなる。



まめちゃんの心臓の音がすごく聞こえる。
あなた

いたいよ、、
離して、、?

まめ
まめ
僕にだってこれくらいの力はあるんです。
耳元でそう言うと、あなたをふぁっと離す。




そして何事もなかったかのように勉強を続ける。







びっくりした、、、

今のは何??










ぼーっとしてると

たくみ
たくみ
あなたやん!
おはよう。
朝からお勉強?
あなた

あっっ
お、おっはようございます
たくみくん!

たくみ
たくみ
なんでそんなにキョドってんの?
まめぇ〜勉強してえらいなぁ〜!
まめ
まめ
たくみくん邪魔しないでくださいね(-᷅_-᷄๑)
たくみ
たくみ
冷たいなーまめぇ。
ねえ、あなた、
僕もここにいていいでしょ?(ㆀ˘・з・˘)
あなた

まあ、いいけど。

上の空な返答しかできない。

でもたくみくんが来てくれて助かった。

豆ちゃんとこのまま2人は気まずい、

と、思ってたけど、

そのあとは普通に質問してきて、

スラスラ宿題を終わらせていく豆ちゃん。





誰か教えて!!

どういうこと???












まめside


ちょっとやりすぎたかな。

我ながら、ちょっと強引なことをしてしまった…。







でも、しっかり伝わっていて欲しい。









俺も男だよ?

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