スカイside
とある日の夜7時。
なんか騒いでるやつおる笑
俺もS4か笑
部屋を出て、声のする方へ向かうと
ちゃんとみんな集まってる笑
俺らのファンミのDVDを見せつけてくる。
なんだかんだあなたが呼び出してくれるのは
俺はちょっと嬉しかったりする。
ファンミーティング映像が始まる。
ほんの少し前のことなのに、
めちゃくちゃ懐かしく感じる。
しょうや、ちゃっかりあなたの横座ってるやん。
そんなことを考えていたら、曲が始まった。
みんな手を振って盛り上がる。
しおんもさっきまで怒ってたくせにノリノリやん。
気がつけばほとんどのメンバーが集まってきた。
またしょうや??
あなたの視線の先が
しょうやばかりを追ってる気がして、
なんだかすごくモヤモヤした気持ちになる。
あなたside
これほんまにしょうや??
しょうやってこんなにかっこよかったっけ?
いつもの雰囲気とは違う、
儚さ、繊細さを持ち合わせている。
横にいる本物のしょうやと
画面の中のしょうやを見比べる。
うーん、、、やっぱ全然違う。
これが俗に言う、ギャップというやつか。
って、なんでしょうやのことばっかり考えてるんだろ?
私、いつのまにしょうや推しなの?笑
じゅんきくんは急に歌い出す。
みんな次々に歌い出し、
もうお祭り状態だ笑
最後まで見終わる頃には
全員で立ち上がってダンスパーティになっていた。
本人たちが歌ってくれるなんて
すごく贅沢なことなんだけど笑
気が済むとみんな部屋に戻っていく。
ほんとに面白い人たちだなぁ。
スカイくんがコソッと言ってくる。
自分の心の中を読まれた気がして、
ビクッとしてしまった。
スカイくんが近づいてくるから、
あなたも後ずさりする。
そんなこと言われても、すごく困る。
私たちはそういうんじゃないじゃん。
私の困惑しているのが伝わったのか
あなたの頭をポンポンして、部屋に戻っていく。
スカイくん、
男として、って言ってた?
私が?しょうやを??
いつものしょうやなのに、
なんだろうこの胸のざわめきは。
私、しょうやに、恋しちゃったの??
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!