やっべ、すっかり忘れてた笑
本田先生に言ってもらってよかったわ。
今日は飲み過ぎないようにしないと。
飲み会。
もう12時を回り、そろそろみんな帰り始めている。
めんどくさいことに巻き込まれる前に帰ろう。
よかった、今日は私、ちゃんとしてる。
そう言ってこっそりお店を出る。
早く飲み屋街を抜けようと
足早に歩いていると
まずい…
手を引っ張られる。
これちょっとやばい、、かも。
早く逃げないと。
一生懸命離そうとするけど、
ぜんぜん敵わない。
どうしよう、、、
あなたの腕が、別の人に掴まれる。
男の腕をあなたから振り払ってくれる。
しおん…???
なんでここに?
そう言って私の手首を掴んで歩き始める。
しおんが来てくれて助かった。
路地からしょうやが出てくる。
え、2人で探してくれてたの??
そう言ってよしよししてくれる。
やっぱりこの人エスパーかもしれない。
2人がいてくれて本当によかった。
最近みんなに助けてもらってばかりで自分が情けない。
しっかりしないと。
しおんside
あいつ、俺らがいなかったらどうするつもりだったんだ?
考えただけで恐ろしい。
しょうやと探しに行って本当によかった。
「こいつ俺のなんで。」
とっさに出てきた言葉だったけど、
ほんとに俺のものになってくれてもいいんだけどな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。