21時
一階の玄関を開けるとれんくんが踊ってる
たぶんこれはデビュー曲の、無限大?
れんくんのダンスには惹きつけられるものがある。
ダンスをするべくして生まれてきたって感じ。
最後までみとれちゃってた。
力こぶを作るような動きをする
あなたの後ろから両手首を掴んで動かしてくれる。
窓に映った自分を見てみる
そう言って、掴んだままのあなたの手を動かし、
変な動きをさせてくる。
鏡に映る自分の動きがとても滑稽だ。
がばっ
ギュッ
れんくんが後ろから抱きつく
鏡を見るとあなたの顔と蓮くんの顔が並んでる
自分の顔が熱くなっていくのを感じた。
そんなこと言われても上手く言葉が返せないよ、、
ギュッと力が強くなる
そう耳元で言うとあなたの体を離す。
ちょうどるきくんが階段から降りてくる。
そう言って敬礼してみる
るきくんはお風呂上がりのようで
髪が濡れて顔がすこし赤い。
タオルで髪を拭きながら降りてきた。
色気が、、、すごい。
見とれていると
笑って私たちの前を通り過ぎた。
美しい、、、
すると
タンクトップのけいごくんも降りてきた。
こらーっと言って、あなたの体をバックハグして持ち上げる
けいごくんのこういう近すぎる距離には
なぜか慣れてきた
足をバタバタさせる
よいしょっ、と、下ろしてもらう
賑やかなお家。
わいわい話してるだけで、
疲れなんて無くなっちゃうもん。
みんなにいつも元気をもらって、
あなたは今日も幸せです。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!