第25話

25 ダンサー
2,304
2020/05/02 00:06
21時

一階の玄関を開けるとれんくんが踊ってる

たぶんこれはデビュー曲の、無限大?

あなた

わー

れんくんのダンスには惹きつけられるものがある。

ダンスをするべくして生まれてきたって感じ。
最後までみとれちゃってた。
れん
れん
おかえりぃ〜
ごめん、邪魔だった?
あなた

いや、すごいなぁと思って。

あなた

こういう振りとか、かっこいいです。

力こぶを作るような動きをする
れん
れん
あはは、
腕をもっとこうしてみて。
あなたの後ろから両手首を掴んで動かしてくれる。
あなた

こう?

れん
れん
そうそう、そんな感じ笑


窓に映った自分を見てみる
あなた

ねぇ、やっぱ全然違うじゃないですか笑

れん
れん
ははは〜

そう言って、掴んだままのあなたの手を動かし、
変な動きをさせてくる。

あなた

ちょっとれんくんやめてくださいよ〜笑

鏡に映る自分の動きがとても滑稽だ。
あなた

あはははは







がばっ


あなた

ん?















ギュッ



















れんくんが後ろから抱きつく



鏡を見るとあなたの顔と蓮くんの顔が並んでる



自分の顔が熱くなっていくのを感じた。
あなた

れんくん?

れん
れん
あー、かわいいなぁと思って
あなた

/////

そんなこと言われても上手く言葉が返せないよ、、
れん
れん
前にるきの顔が好きって言ってたけど、
俺のことは、どう?
あなた

どうって、、、
もちろんかっこよくて優しくて
みんな大好きですよ。

れん
れん
みんなじゃなくてさぁ。



ギュッと力が強くなる


れん
れん
俺のこともちゃんと見てよ。


そう耳元で言うとあなたの体を離す。








るき
るき
あれ、姫、帰ってたの?
ちょうどるきくんが階段から降りてくる。
あなた

ただいま帰りました、王子!

そう言って敬礼してみる
るきくんはお風呂上がりのようで

髪が濡れて顔がすこし赤い。

タオルで髪を拭きながら降りてきた。


色気が、、、すごい。



見とれていると
るき
るき
ふふっ

笑って私たちの前を通り過ぎた。

美しい、、、
れん
れん
あーあ、るきずるい…





すると
けいご
けいご
なにやってんのっ

タンクトップのけいごくんも降りてきた。
けいご
けいご
あー!あなたちゃんるきくんのこと変な目で見てたでしょ?
あなた

見てないですよ!

けいご
けいご
るきくんばっか見てちゃだめー!
こらーっと言って、あなたの体をバックハグして持ち上げる
けいご
けいご
え、軽っ!
けいごくんのこういう近すぎる距離には

なぜか慣れてきた
あなた

あなたの方が細いでしょーが

足をバタバタさせる
けいご
けいご
俺は筋肉あるもんねぇ〜
るき
るき
けいご、ほら、おろしてあげな笑
あなた困ってる笑
よいしょっ、と、下ろしてもらう



るき
るき
明日も仕事でしょ?
早く寝なよ?
あなた

ありがとうございます!

あなた

みんな、おやすみなさい!



賑やかなお家。

わいわい話してるだけで、

疲れなんて無くなっちゃうもん。



みんなにいつも元気をもらって、

あなたは今日も幸せです。


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