第34話

これから
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2020/06/15 16:04
なんだかんだ宿舎に戻ってきていたメンバー全員が集まってきて、取り調べを受けていた。
みんな適度に日本酒で酔っ払っている状態だ。

なお、日本酒は一升瓶で送られてきていたが、今半分まで減っている。
ホシ
ホシ
イ・ジフンさん。あなたはいつからあなたの事を好きだったんですか?
ウジ
ウジ
それ、答える必要ある?
ホシ
ホシ
ぐぐぐ…やはり安易には答えないか…
じゃ、あなたはー?
あなた

えっ……いつから…自覚したのは…一緒に買い物に行ったあたりかも…

ジョシュア
ジョシュア
へぇーお揃いのブレスレット貰って落ちたんだぁー
あなた

いや、言い方(笑)
でもきっと…ずっと気になってたよ

スングァン
スングァン
僕も本当にあなたヌナのこと好きだったのにー!でもウジヒョンには負ける…
ウジ
ウジ
お前にはやらないよ??
ジョンハン
ジョンハン
ウジほんとにあなたのこと好きで好きで作業も全然手がついてなかったもんねぇ…お母さん嬉しいよ……
ウジ
ウジ
誰がお母さんだよ!ハニヒョン!
ホシ
ホシ
いやーほんと俺たちからすればいつ付き合うのかと…ずっと早くくっつけばいいのにって思ってたよ?
エクスプス
エクスプス
お互いに気づいてなかったけど、ダダ漏れだったからね?
ドギョム
ドギョム
ウジヒョンはあなたの事になるとすぐ顔を百面相させてるし
ウジ
ウジ
百面相ってなんだよ…
ジョシュア
ジョシュア
あなたヌナもウジの話するとすぐ笑顔になる。ニヤニヤしてる(笑)
あなた

に、ニヤニヤはしてないでしょ!

ウォヌ
ウォヌ
とりあえず、ほんと2人がくっついて良かったー
あなた

こんなにメンバーに賛同してもらえるなんて…って感じなんだけど…

ホシ
ホシ
ウジはシャイすぎて女の子の友達も全然居ないし…ほんと…心配だったくらいだからー
ウジ
ウジ
お節介、いらないから!
あなた

そうなの?なんか、女の子の友達も多そうなイメージあったけど

ドギョム
ドギョム
全然だよ!話さないしね。人見知りすぎて!
あなた

まぁ、人見知りなのは知ってるけど…

ジョンハン
ジョンハン
浮気の心配はないねー!(笑)
ウジ
ウジ
しないよ…!!
あなた

まぁ、ジフンはしないでしょうね…
もししちゃったとしたら速攻自己嫌悪に陥ってそう(笑)

ウジ
ウジ
しないからな?俺には…!!
ジョシュア
ジョシュア
俺には…??(笑)
ウジ
ウジ
…なんでもない
スングァン
スングァン
ええー!!!!そこが1番聞きたいところなのにー!!
あなたしか居ないからとか言いたかったんじゃないんですか〜!?ウジヒョンーーー!
ウジ
ウジ
あーもう…
流石にジフンも気が滅入ったのかもう何も言うまいと諦めてしまっているが、メンバーにとってはジフンの一大イベントを逃すまいとあれよあれよと攻め立てていく。

私は隅からその光景を眺めて、ただただこのグループは良いグループだなぁと改めて思った。
ジフンがちょっと可愛そうにはなってきたけど…私が入る隙間も無さそうなので、端っこの方で私は日本酒を飲み進めていた。

その時ジョンハンが私の所までやって来て、隣に座った。
ジョンハン
ジョンハン
ウジのこと頼むね
あなた

私に出来ることなら…(笑)

ジョンハン
ジョンハン
あなたが居れば安心だよ。
ウジってさ…基本ああいう性格じゃん?なんでも自分で出来ちゃうし、それで困ってることもないんだと思うんだけど、でもたまに勝手に悩んでるんだよねぇ…相談すればいいのにしてくれないし…
あなた

まぁ、ジフンらしいね…

ジョンハン
ジョンハン
でもあなたが来てから、ウジは良くあなたに相談するようになったなって思ったんだ。
良くあなたが居ない時とかにメンバー何人かで作業部屋に行くと、良くあなたがここを指摘してくれたから直してるんだーとか、あなたが考えてくれたメロディの方がいいよなーとか色々言うようになってさ
あなた

私…要らぬことしたんじゃ……

ジョンハン
ジョンハン
いやいや、全然いい事だよ?
その時のウジめっちゃ嬉しそうな顔しながら作業してるし
あなた

なら…良いんだけど…あんまりねぇ?私の意見を押し付けすぎたくはないから…

ジョンハン
ジョンハン
ウジはそういうの上手に拾って取り入れる能力があるから、心配することないよ!
もっとこれからもウジを支えてあげて欲しい。
あなた

うん。私に出来る限り、ジフンを支えていくよ

ジョンハン
ジョンハン
ほんと、俺もあなたと出会えてよかったなー!ウジが居なかったら本当に狙ってたから(笑)
あなた

またまたーご冗談を(笑)
物好きだねー!

ジョンハン
ジョンハン
ははっ…まぁ、ウジに飽きたら俺のところにおいでね?(笑)
スングァン
スングァン
あーー!!!ハニヒョンが!!あなたヌナを口説いてるーー!!
ジョンハン
ジョンハン
うるさいぞー口説いてないからなー!
あなた

(いやいや…ちょっと口説いてた気がしましたけど?)

ウジ
ウジ
あなたは俺のだからな…!?
ドギョム
ドギョム
ウジヒョンーもう分かりましたよー!
あなたヌナもびっくりしてますから、今日はもうゆっくり寝ましょー!
ホシ
ホシ
えっ…そう言えば今後部屋どうするの…?
あなた

???

ホシ
ホシ
今まではじゃんけんとか、日替わりとかであなたがみんなの部屋回ってたけど…さ、流石に…
ウジ
ウジ
許さねぇ…
ホシ
ホシ
デ、デスヨネー
あなた

あぁ…そうそう何か言い忘れてた気がしたの!それだわ!

SEVENTEEN
SEVENTEEN
???
あなた

うちの子たち(LiGHt)がね?ここのマンションの9階に住むことになったの。
そこが一部屋余ってるから、移ろうと思って!いつまでもみんなに迷惑かける訳にもいかないし…でも同じマンションだからさ!いつでも会えるし!

スングァン
スングァン
なんか…ちょっと寂しくなるなぁ…
ドギョム
ドギョム
でも同じマンションならすぐ会えるね!
ホシ
ホシ
う、ウジさん的にもそれが一番最適だとオモイマス
ウジ
ウジ
そうしてくれた方が良いな。
こいつらと一緒にあなたが寝るなんてもう絶対考えられない。
SEVENTEEN
SEVENTEEN
(顔が…怖すぎる……)
あなた

LiGHtのメンバーもいつかちゃんと紹介したいし時間があったらご飯一緒に食べに行ったりしよう!!

ジョシュア
ジョシュア
それはいいね…!僕もLiGHtのメンバーの子達に会ってみたいし!
あなた

本当に成り行きでずっと住まわせてもらってたけど…皆さんありがとうございました…本当に本当に助かりました…!

ホシ
ホシ
なんか懐かしくなったや(笑)
あなたが階段から落ちた日の事思い出した
ジョンハン
ジョンハン
思えばあの日が無ければ俺たち出会ってなかったんだもんねー
あなた

なんかそう思うと感慨深いね…

ジョシュア
ジョシュア
あなたヌナとウジも出会えなかったと…
あなた

それは…そうかもしれない

ウジ
ウジ
それもそうだな。
スングァン
スングァン
二人の出会いとSEVENTEENとあなたの出会いが会ったからこそ今があるんだなぁ…
ドギョム
ドギョム
珍しくいいこと言ってる(笑)
スングァン
スングァン
でもそうだろ?
エクスプス
エクスプス
じゃ、改めてこれからもよろしくってことで乾杯しますかー!
SEVENTEEN
SEVENTEEN
カンパーーーイ!!
あなた

乾杯っ!

SEVENTEENのみんなと出会って半年もしないうちに本当に色々なことがあったなぁ…と思い返しながら乾杯した日本酒を口付けた。

ジフンとのこれからと
SEVENTEENの皆とのこれからと
LiGHtの皆とのこれからと

まだまだ楽しい事が沢山ありそうで、私はただただ楽しみで仕方なかった。

今という幸せの余韻にずっと浸っていたいと感じながら、私は気づいた時には眠りについてしまっていた。暖かい温もりを感じながら…夢も見れないほどの深い深い眠りに私は誘われていった。


第一部 Fin.

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