13人からいっきにメンバーは6人へと減り、とても静かになった。私も少し落ち着いてきた感じがしている。
クプスさんの言葉を聞いてジョシュアくんは、当たり前じゃん!僕だもんと言いたげな顔をしている。
イケメンってこういう人達の事を言うんだなぁ…としみじみと思った。
微妙な間を感じた…。
全員が私から目線を逸らそうとする。
精一杯の笑顔を向けたのがダメだった!?それとも顔になんか着いてる!?
大変だった…実際私がつい最近まで参加していたプロジェクトのアーティスト達をふと思い出す。
韓国に旅立つ時には、その子達のデビュー日が正式に決まっていた。あと1週間足らずでデビューする予定だ。
毎日のようにあの子達にも会っていたし…何だか少し寂しい気持ちになった。
だが、外されてしまったものはしょうがない。
後ろを見ても戻ってくるものではない。
皆が優しすぎるのか警戒心が無さすぎるのか分からないが、彼らのサポートをすることにより何かしらの縁があって良さそうな人材が見つかるかもしれないし、韓国の暮らしにも早々に慣れそうだ。
何よりホテルや賃貸を探す手間が省けるのは大きい。今までずっと一人暮らしだった為、家事も不得意ではない。
断る理由はあまりなく、、、
こうして私はしばらくSEVENTEENの皆と一緒に同居する事が決まった。
私はウジくんに宿舎の案内をしてもらう為、一旦リビングから離れウジくんに着いていくことになった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。