第59話

Flower56 【渡辺】
1,129
2021/02/28 02:30
【胸キュンボイスー渡辺編】
大学の帰り。電車を降りると、視界に彼女の姿を見つける。
渡辺翔太
渡辺翔太
(あれって…)
慌てて追いかけると、目の前を駆け上がる彼女が足を踏み外し、自分の前に落ちてきた。
渡辺翔太
渡辺翔太
うわっ!!!
(なまえ)
あなた
(幼馴染)すみません(⌯˃̶᷄ ﹏ ˂̶᷄⌯)
ギリギリのところで、抱きとめる。
彼女は申し訳なさそうに、振り返りつつ、謝ってみせる。
渡辺翔太
渡辺翔太
相変わらずそそっかしいな、お前(^-^;💦
(なまえ)
あなた
(幼馴染)なんで?
渡辺翔太
渡辺翔太
偶然電車のなかで、お前を見つけたから。
追ってきたら、お前が降ってきた。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)降ってきたって(^-^;💦
渡辺翔太
渡辺翔太
大丈夫か?
(なまえ)
あなた
(幼馴染)えっ、あっ、うん。
慌てて離れる彼女は、再び体制を崩す。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)うわっ!!
渡辺翔太
渡辺翔太
おい!
俺は、腕を引き胸元に収める。
渡辺翔太
渡辺翔太
…ったく、ちょっと行くぞ<(`^´)> 
彼女を抱きかかえ、歩き出す俺。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)まっ、待って…:(´◦ω◦`):
彼女をホームのベンチに座らせた。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)なっ、なに?
渡辺翔太
渡辺翔太
お前、その足、何時からだ?
(なまえ)
あなた
(幼馴染)足?なんのこと?
渡辺翔太
渡辺翔太
はぁ…(o´Д`)=з
彼女の前にかがみ、右足首に触れる。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)…っ(>_<)
渡辺翔太
渡辺翔太
足、痛めてんだろ?

こんな高いヒールなんて履くから
(なまえ)
あなた
(幼馴染)だって…だって、みんな、こういうの履いてるもん。
翔太の周りの女の子だって…(◞‸◟ㆀ)
渡辺翔太
渡辺翔太
えっ?
(それってどういう…)
(なまえ)
あなた
(幼馴染)私、いつも男の子みたいな格好ばっかりで、翔太には気にもとめてもらえなくて…。
だから、少しでも、女の子に見えるように、って。
落ち込む彼女を前に、小さく笑う俺。
ゆっくりと隣のベンチに腰をおろした。
そして、そっと肩を抱くと、彼女が一瞬震えたのが分かった。
渡辺翔太
渡辺翔太
(´・д・`)バーカ
俺、別にお前にそんなこと望んでねーし。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)…そっ、そうだよね(^-^;💦          
ごめん、変なこと言って…
渡辺翔太
渡辺翔太
いや、あの…そう言う意味じゃなくて:(´◦ω◦`):
お前はお前のままでいい、ってこと。

ハイヒールなんて履かなくたって、ちゃんと女に見えてるし。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)…えっ?
渡辺翔太
渡辺翔太
お前と比べられる女なんていねーよ。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)でも、大学に入ってから、女の子と一緒にいる、ってよく聞くし…
渡辺翔太
渡辺翔太
それ、誰が言ってんの?(^-^;💦
(なまえ)
あなた
(幼馴染)翔太と同じ学部の人…とか
渡辺翔太
渡辺翔太
まぁ、だいたい言ってる奴の検討はつくけど。

けど、お前が思ってるようなことはないから<(`^´)>

じゃなかったら、わざわざお前と帰り時間合わせたりしないし…
(なまえ)
あなた
(幼馴染)えっ?!それって…
渡辺翔太
渡辺翔太
うわ~、ほんと鈍いな、お前
向き合って顔を見る。
渡辺翔太
渡辺翔太
俺はお前と大学が別になってから、時間合わせてこうやって同じ時間の電車に乗ってたの!
お前は全然気がついてなかったけど…。

でも、今日はさすがに声をかけずには居られなかった。

ああやって、お前に何かあるかと思うと、気が気じゃない。
(なまえ)
あなた
(幼馴染)翔太…
渡辺翔太
渡辺翔太
俺は今までもこれからも、飾らないお前がいい。

離れて、実感した…
お前が隣にいないのが、俺にはキツい。

俺がお前を守るから…だから…




ずっとそばにいて欲しい。

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