第75話

Flower71【宮舘①】
932
2021/03/15 08:05
涼太 side

翔太とのラジオの日。

突然エンディングに佐久間の声が聞こえてきて、
その日別ラジオの収録で、Snow Man繋がりで番組を繋いだと聞いて、放送終了後に突然、佐久間のラジオに飛び入りすることを決めた。

戸惑っていたのは、翔太。
でも、単純に佐久間が驚く顔が見たくて、翔太も巻き込んでスタジオを訪れた。

中には佐久間の姿が見えて、CM明けに俺たちはスタジオへと入っていく。
宮舘涼太
宮舘涼太
ごきげんよう(^-^)
渡辺翔太
渡辺翔太
こんばんは(^-^)
佐久間大介
佐久間大介
えっ?翔太に、舘様!どうしたの?(゚o゚;;
予想以上に驚いている佐久間の向かいに座る彼女が俺の視界に止まった。
宮舘涼太
宮舘涼太
(彼女は・・・)
忘れもしない、喫茶店で見たあの光景が脳裏に蘇ってきた。
佐久間の話を聞きながら、視線は彼女に向けられる。

流れで、俺は佐久間の隣に。
翔太は彼女の隣へと腰を下ろした。
彼女の促しで俺たちは自己紹介をしてから、番組を進めていった。

佐久間との掛け合いがテンポよく、笑顔を見せる彼女につられて、俺も翔太も笑顔が溢れた。

そんな中、気がつけば番組はエンディングを迎えたのだった。

ヘッドフォンを外し、佐久間が大きく息を吐いた。
佐久間大介
佐久間大介
ほんとにびっくりしたあーf^_^;
まさか、翔太と舘様が来るなんて思わなかったよ。
宮舘涼太
宮舘涼太
俺たちも突然佐久間の声が聞こえてきて、驚いたんだから、お返しだよ
渡辺翔太
渡辺翔太
ほんと、マジびっくりしたんだからな
佐久間大介
佐久間大介
別に俺が仕組んだわけじゃないんだけどさ。
・・・でも、翔太たちが来て実際盛り上がったんだけど( ◠‿◠ )
宮舘涼太
宮舘涼太
それならよかった(*´꒳`*)
俺たちの会話をよそに、彼女がブースを出ていく。
その後ろを追うように俺たちも席を立った。

(ディレクター)佐久間くん、あなたの名字さん、初回の割に緊張とか見られなくていい感じだったと思うよ。
佐久間大介
佐久間大介
ありがとうございます。
(なまえ)
あなた
ありがとうございます(^。^)
(ディレクター)宮舘くんも渡辺くんも、ありがとう。初回放送が予想以上に盛り上がったよ。
宮舘涼太
宮舘涼太
そう言って頂けて俺たちもきた甲斐がありました(*´꒳`*)
好奇心から飛び入りしたのは、俺と翔太だけの秘密f^_^;・・・ということで、ここは丁重にお礼を言ってみせた。
すると、奥でスタッフと話していた佐久間と彼女が俺たちのところに戻ってきた。
佐久間大介
佐久間大介
舘様と翔太は、今日はこれで終わり?
渡辺翔太
渡辺翔太
うん
宮舘涼太
宮舘涼太
ああ。
佐久間大介
佐久間大介
じゃあ、このまま飯でも食って帰ろう
渡辺翔太
渡辺翔太
賛成(^O^)/
宮舘涼太
宮舘涼太
俺も構わないよ
佐久間大介
佐久間大介
あなたの名字さんはどうする?
(なまえ)
あなた
マネージャーに明日の入り時間を確認してみないとf^_^;
ラジオ局の廊下でそんな話をしながら入り口へと向かう。
入り口近くまで来て、彼女が俺たちから少し離れて電話をするのを、俺たちは待っていた。
渡辺翔太
渡辺翔太
佐久間、いつも彼女と食事とかしてんの?
佐久間大介
佐久間大介
いつもってなかなか時間が合わなくて難しいんだよσ^_^;
あなたの名字さんも忙しいから。
渡辺翔太
渡辺翔太
そうなんだ。
2人の話を聞きながら、俺は彼女へと視線を向ける。
宮舘涼太
宮舘涼太
(そんな中、あのお店に通ってるのか・・・)
彼女に視線を向ける俺に、翔太が小声で問いかける。
渡辺翔太
渡辺翔太
舘さん、どうかした?
宮舘涼太
宮舘涼太
いや。
渡辺翔太
渡辺翔太
その割には彼女のこと気にしてる感じ、するんだけど・・・。
宮舘涼太
宮舘涼太
まあ、ちょっとな。
渡辺翔太
渡辺翔太
珍しいね、舘さんがそんなこと言うの(¬_¬)
宮舘涼太
宮舘涼太
色々と興味があるだけだよ。
佐久間の共演者だしな。
渡辺翔太
渡辺翔太
なんだ、そういうことか。
残念そうにそう呟く翔太をよそに、俺は彼女に話しかけるタイミングを見計らっていた。

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