大介 side
アニメのアフレコも折り返しになった日。
その日は杉田さんと2人の収録。
順調に収録を終えて、帰路に着く間際、
杉田さんからこんな誘いを受けた。
(杉田)佐久間くん
(杉田)明日って空いてたりする?
(杉田)それなら丁度いいや。
これ、行ってみない?
そう言って差し出されたのは、舞台のチケット。
(杉田)あっ、これ、あなたの名字ちゃんの出てる
舞台のチケット
(杉田)うん、あなたの名字ちゃん、俺の知り合い
なんだよ。
それで、今、舞台中らしくて、チケット、
貰ったんだけど、急に仕事になっちゃって
(^-^;💦
チケット無駄にするのもなんだし、よかっ
たら、と思って。
行きたい気持ちはあるけど、あなたの名字さんは
杉田さんに来て欲しいわけだし・・・。
(杉田)僕なんかって、共演者なんだから、そんな
こと、気にしなくても(^-^;
あなたの名字ちゃんの、違う一面も見えると
思うよ。
(杉田)まぁ、行けば分かるよ。
アフレコのイメージとだいぶ違うから
(*^ω^*)
(杉田)あっ、ちなみに、それ2枚あるから
゚+.゚(´▽`人)゚+.゚
そう言って、2枚のチケットを手渡して、杉田さんは次の現場へと向かって行った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。