ラウール side
ダンス練習から数日。
僕は只今、学校が終わって、佐久間くんの家に向かってる。
昨日の夜、連絡が来たんだ。
「あの、DVDがあったよ(^^)」って。
それで無理を言って、今日行く事になったわけ。
ピンポーン
インターフォンを押して扉が開くのを待っていると・・・。
中からバタバタと音がして、バン!と勢いよく扉が開いた。
後ろに軽くのけ反り、慌てて姿勢を立て直す。
佐久間くんはいつもの笑顔で僕を出迎えた。
佐久間くんの優しさに、嬉しくなった(´>∀<`)ゝ))エヘヘ
部屋に案内されると、佐久間くんがよく言ってる、たくさんの嫁、が出迎えてくれた。
前に来た時より、明らかに増えてる気がする(^-^;💦
嫁の人数が・・・「・_・ )(「・_・)"キョロキョロ
部屋を見回してる僕のもとに、佐久間くんは飲み物を持って戻ってきた。
グラスを僕に渡すと、佐久間くんは向かいに座り、DVDを取り出して見せた。
パッケージを見ていると、キャストの名前に目が止まる。
一瞬表情が曇ったのを僕は見逃さなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。