チラッと先生を見ると
真っ直ぐと前を見つめる頼もしい顔、//
カッコイイ //
とベッドに寝かせてくれた。
「痛みはまだある?」
「呼吸は出来てる?」
「他に痛いところはない?」
保健室の先生の質問に
首を振ったり、頷いたりして答えた。
その間、先生はずっと私のそばにいてくれた。
「いっとき寝ているように」と言われると…
去っていこうとする先生。
思わず裾を掴んだ。
動揺する先生
そりゃあビックリだ!
けどね、理由も何もないの。
俯きながら手を離した。
と頭をポンポンと優しく撫でて
保健室を出て行った。
困られてしまった。
絶対、困られた…。
あんなことしたら気持ちバレバレだよ!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。