第8話

8
1,437
2019/06/07 12:03








そして宿題を渡す日。






教卓へ行き、
あなた
あなた
みんな〜パク先生の宿題出して〜

と声をかけるとノートが目の前に積まれていく。
ソヨン
ソヨン
頑張れよ!
テヒョン
テヒョン
持てる?
あなた
あなた
大丈夫だよ、職員室近いし
テヒョン
テヒョン
分かった、はやくね〜
あなた
あなた
うん!

大量のノートを持って職員室へ向かったが…


なんと。






職員室にパク先生の机は無いと言われたのだ。


先生がいるという倉庫管理室へ。




ドアを開けると目の前は棚だった。


迷路みたいと一瞬思った。
あなた
あなた
失礼しまーす
パク先生
パク先生
あ、あなたさん?



棚と棚との間を通り抜けると


倉庫部屋とは思えないほど綺麗に整頓されていた。



あなた
あなた
うわぁ…
パク先生
パク先生
ここにいるって言ってなかったね
あなた
あなた
大丈夫です
パク先生
パク先生
宿題ありがとう
あなた
あなた
では失礼します



とまた棚と棚の間を通ろうとした時


パク先生
パク先生
6限目終わったらまた来て
あなた
あなた
え?
パク先生
パク先生
これ返してほしいから


とノートをヒラヒラとさせていた。


断れなくて…
あなた
あなた
分かりました、失礼しました


ドアを閉めると緊張がドッときた。




あなた
あなた
話すつもりなかったのに…

プリ小説オーディオドラマ