第6話

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2019/06/07 08:46







次はパク先生の授業だ。


ソヨン
ソヨン
楽しみだね〜
あなた
あなた
うん…



またチャイム音と同時に教室へ入ってきた。



パク先生
パク先生
はやく席に座れ〜
女子
ねぇ先生!
さっき告られたでしょ!



あんなところで告白すれば


180度から見られているようなもの。


女子
答えは?
なんて言ったの?



「ダメでしょ、先生と生徒って…笑」

「付き合ったら先生失格になる〜」

「ジミン先生に限ってそれはない!」

「え〜付き合ってたりして!!」






またザワザワと騒ぎ出した。




すると先生は、最初に発言した子の名を呼ぶと


教室中が静まり返った。






女子
なに?
パク先生
パク先生
君は…敬語を学び直しましょう



意外な答えだと、みんなが思っていた。


「OKした」「断った」「静かにしなさい」


そういうことじゃなかった。





その生徒から笑顔が消え黙り込んだ。




パク先生
パク先生
今日は12ページから始めます



何もなかったかのように授業を始めた。


前はこんなんじゃなかった。


入学式に挨拶では…




「みんなと学校生活を楽しめたらいいなと思っています!」





と満面の笑みで言ってたのが


今じゃポーカーフェイス。








あの1年で何があったの?先生





あの笑顔が好きで見たいがために頑張る生徒は


冷たくされ撃沈していく。





だから話さないのかもしれない。


本当に先生と生徒って関係のまま


片想いをするの。

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