第10話

@ 9
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2019/04/02 12:59










PD「 みんそのデビュー曲をSUGAに作ってもらいたい 」




そう電話が入ったのは3か月前のこと




JYPで新しくデビューするみんそというやつに曲を提供してほしいとのことだった




YG「 今度、そいつに会わせてください 」




その1週間後。初めてみんそと対面した




くり色のロングヘアー




長いまつげに俺より白いんじゃないかってほどの肌




妹みたいに思えてとても可愛かった




MS「 おっぱにどうしても曲を作ってもらいたいんです、お願いします 」




深々と頭を下げられるから断ることなんてもちろん出来ず…




YG「 ああ、わかった。いいよ 」




返事をしたらとびっきりの笑顔と




MS「 !!ありがとうございます! 」




元気な返事が返ってきた




今回作ってもらいたい曲のコンセプトは失恋で




デビュー曲、こんなのでいいのか?とでも疑うくらいの失恋ソングをつくってしまった





これは俺があなたに片想いしていた時期のことを書いた曲で




…まあ、言うとあなたへのラブレターみたいな感じだな。その頃の




でも、きっとみんそならいい曲にしてくれると思ったんだ




少し低めの声にあうバラード曲にしたから




みんそは表現力がずば抜けてる




本当にこれは期待できると思った




雑談をしていると、みんそは過去、俺と同じ経験をしたらしい




俺いがいにそういう経験をした人がいなかったのだろう




その経験をいまでは面白話のように話してくれて




それにつられて俺もあなたに話したことのないことまでも話した




それから距離が近くなったというかなんというか




兄妹みたいな関係を築きあげた









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