MG「 アンタ大丈夫なの? 」
MS「 何がよ 」
MG「 ゆんぎさんにあんな影響与えちゃって、 」
自販機の隣のいす
そこに座っているとまねおんにが話しかけてきた
MS「 好きな人とと熱愛が出るなんて最高じゃない 」
MG「 みんそ、アンタの恋愛に口出しはしたくないけど、相手を傷つけることは辞めなさい 」
MS「 … 」
MG「 ゆんぎさんにはもしかしたら好きな人がいるかもしれない。彼女がいるかもしれない。でも相手に怒りをぶつけて傷つけるのだけは辞めて。あなた自身にも傷ついてほしくはない。けど、自分を棚にあげて人をバカにする、そんな最低な人にはならないで 」
私、そんなのするつもりじゃない
おんにには分からないでしょうね
MS「 結婚してるおんにには分からないわよ 」
MG「 ええそうね。でも私だって青春してきたわよ。もちろん失恋だってね 」
MS「 でも、ゆんぎさんあの女が好きなのよ 」
MG「 …あの女って? 」
MS「 あなたさんよ、やだわ。あの人に取られるのは 」
おんには許せる
私の大好きなおんに
あなたさんは、可愛くて優しくて
何より頼れるお姉さんで
まだ17の私には程遠い存在
MG「 はぁ…まあ、頑張りなさい 」
MS「 ありがとう、おんに 」
MG「 わっ!急に何よ、笑 」
目が潤っていることがばれたくなくて
私はそのままおんにを抱き締めた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。