『僕の夢は未来の世界』
"未来は変えることが出来ないのか…?"
高校2年生の神代蓮は1年前、事故に遭った。
あの事故の日は走って何処かに向かっていた。
だけど、何故走っていたのかが思い出せない蓮。
事故からちょうど1年経った日の夜。
蓮は夢を見ていた。
不思議な空間に立っていたのは、白い髪に赤い目を持つ少女。少女は"ユキ"と名乗った。
ユキは蓮に…「未来の世界を教えてあげる。」
そう言い、見せてくれたのは火事の光景だった。
翌日、近くのスーパーで見た通りの火事が起こってしまい、蓮は実際に起こることを知った。
毎日毎日、見てしまう未来の世界。
未来が段々怖くなっていく蓮を見た、親友の翔琉と隣の席に座る梓が蓮に声をかけ、一緒に未来を知ることが出来る夢の真実を探し始めるが、次々と周りに被害が起きて……
ユキが見せる予知夢とは?
そして、蓮の夢の世界にいるユキの正体とは…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。