あなたside
あれから亜嵐と話すことが減った。
席替えもしたのもあった。
でも、隣の席は涼太くんだから安心。
涼太くんと一緒にいることが多くなったし、愛結と藍風とも毎日のように遊んでる。
最近はもう亜嵐のことで悩むこともなくなった。
涼太くんとそんな会話をしてると、ふいに亜嵐と目が合った。
亜嵐は一瞬、悲しそうな顔をしてすぐに逸らした。
はあ、なんなんだろ。
話したいけどもういいかな…
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そうやって約束をして家に帰った。
すると、亜嵐と島村さんがいた。
私はその光景が忘れられなかった______
私からしたらどうでもいいことなのに、
やっぱり、変な感じがした。
でもこの光景を振り払って
私は家に入った。
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私たちはいつもタピオカ屋さんとかスタ○とかで日頃の愚痴を吐く。
愛結と藍風が話してるのに、
私は亜嵐のことが離れなかった。
愛結と藍風にはこれ以上迷惑かけられないもんね。
その夜、私は無意識に涼太くんに電話してた。
涼太くんからの思いがけない告白で頭の中が真っ白になった。
でも、私が今、無意識に相談してるのは涼太くん。明るくしてくれたり励ましてくれたりするのも涼太くん。私って涼太くんがいないとやってけないかも。
好きだ、ちゃんと。
自然に笑みがこぼれた。
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亜嵐side
あれからあなたと話すことは減って、俺も無意識にあなたを避けていた。
そうなっていって、当然あなたへの好きは冷めていくばかりで…
でも、あなたが片寄といることが増えててなんかそっちの方が楽しそうでちょっと嫉妬した。
友達と移動教室で移動していると、あなたと目が合った。
向こうは切実な目で見てくるからちょっとだけ寂しいフリをして逸らした。
放課後、島村さんが話したいことがあるって言うから家くる?ってノリで一緒に帰った。
すると告白された。
俺はあなたが好き"だった"から、
すぐに付き合うことになった。
でも、心のモヤモヤは消えないままだった。
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あなたside
電話の後、私は久しぶりに亜嵐とのトーク画面を開いた。前に話したのは2ヶ月前か…
「亜嵐、私涼太くんと付き合うことになった。」
そうメッセージを送ると、すぐについた既読。
そう返ってきた。
それで終わりだと思った。
⬇ここからトーク画面だと思ってください🙌🏻
そこで会話は終わった。
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亜嵐side
その夜、あなたからメッセージが来た。
「亜嵐、私涼太くんと付き合うことになった。」
は?あいつかよ…
なんか嫌だった。
くっそ、なんかイライラする!
この頃の俺はまだ気づけなかった。
この気持ちの正体に。
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どうも!作者のいちじくですっ(˶˙º̬˙˶)*॰
さてさて、ドキドキの展開になったでしょうか…??
いやー、最初は私も亜嵐くんと島村ちゃんが付き合うことにしてませんでした(おい💢)
ここからどうなっていくのか、って
ところですね…(笑)
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嬉しすぎて飛び跳ねて空を飛ぶので
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これからもわたしだけ。をお願いしますっ!
以上、いちじくでしたっ(*˘︶˘*).。.:*♡
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!