入学式。
私はクラスが書かれてある掲示板に行った。
"今川あなた"
自分の名前を探していると、
先に目に入った名前があった。
その名前は…
"白濱亜嵐"
え、嘘。
まさか…
私の好きな人が同じ学校だなんて…
もしかして、と思い、
上の方を見てみると、自分の名前があった。
まだ好きなの、あなたが。
中学1年生からずっと思い続けてきた。
それは今も続いている。
卒業式以来の声。
どこの高校に行くのか聞き出せなくて
すごく焦った自分が思い出された。
亜嵐の声。
ほら、また。
亜嵐はいっつもそうやって
期待させてくる。
私がそれにどれほど喜んで、傷付いたか…
亜嵐がいれば大丈夫。
友達だって出来るはず。
亜嵐はどんなクラスでも人気者だったもんね。
この時の私は、
これから起きるたくさんの不幸を知らなかった…
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作者です!
長編スタートさせました(。ì _ í。)
SHORTSTORYの方は頻度が落ちます…
長編に集中したいので…
春休みに入りましたが、塾の春期講習が
あるので、頻度は変わらずだと思います。
本当に申し訳ございません…!!
では、いちじく初の長編、
よろしくお願い致します(*´ω`*)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。