第4話

死神のお仕事
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2019/03/09 19:23
あれから月日は流れ私は手術を受けた…
高橋美羽
っん…ここ…は?まぶ…しぃ…
美羽(母)
美羽!目が覚めたのね!お母さん心配したのよ…手術から5日も目を覚まさないから…本当に良かった…看護師さんに目を覚ましたって言ってくるね
今まで見たことない笑顔で私を見て喜ぶと看護師さんを呼びに行った
高橋美羽
お母さん…あんなに嬉しそうに…でも泣きそうな顔でもあったな…誤魔化せてないっての…w5日も…寝てたんだ…相変わらず体は動かないか…まぁしょうがないよね…5日しか経ってないんだもん…
死神アレク
やぁ!目覚めたか
ん?聞き覚えのある声がした。ん?この声ってアレク…?
高橋美羽
あれ…?アレク?何で…ここに?
死神アレク
言ったろ?手術終わった頃に行くって。忘れたのか?
あ、確かそんな話してたような…聞かなくちゃ…。
高橋美羽
ねぇ…あれから…どうなったの?
死神アレク
あれから…まぁバッチリ怒られたよw魔界の王様にその狩り損ねた魂をしっかりと狩るようにって
アレクは頭をポリポリかきながら苦笑いでそう答えた
高橋美羽
じゃあ私は…
死神アレク
あー安心しな、王様がそう提示した時に姫さんがそな話を聞きつけてな。美羽のこと気になったらしくて。一時的に死神の力を貸すからその力で仕事してくれたら許すと言ってくださったんだ
高橋美羽
生きるに働けっと?
死神アレク
そうだ。魔界も人手不足なんだよ。そこまで人手が欲しいか?とは思ったが姫さんは単に美羽に会ってみたいとも仰ってたからな。ほんと美羽は死神を引きつける能力でもあるんじゃねーか?wんで答えは?
アレクは少し呆れながらも何だか楽しそうに話た
高橋美羽
やるよ
死神アレク
いいのか…美羽の知り合いの場合だってある…それでも…か?
高橋美羽
うん。せっかく生きられるんだもん…それに魔界…気になるし♪
死神アレク
wwそう言うと思ったwやっぱり美羽、お前といると何か飽きねーし楽しいわw
こうして私は死神の力を借りて働く事にした
高橋美羽
死神の力を借りるってどーやって?儀式とか必要なの?
死神アレク
必要ない。その代わりにこれを渡す
そう言って黒い羽のペンダントを渡した。よく見るとキラキラ光ってる
高橋美羽
これを付けてればいいの?
死神アレク
そうだ。これを付けてれば死神として働く事が出来る。一時的だがな
高橋美羽
そうなんだ。
死神アレク
んじゃ行くか
高橋美羽
え?今から?
まさかこんなに早く働く事になるなんて…
死神アレク
あぁ今からだ。何か今日は人手が特に足りないみたいでな。落ち着くまで働いてもらう
高橋美羽
え?私がいなくなった…お母さんに…そ、それに体動かないのに…
私がいないことに気づいたらお母さんは…それにどうやって…動かないのに…戸惑いとお母さんの心配と…色んなことが頭の中でグルグル回っていた
死神アレク
死神の力を使えば体は軽くなるし、死神として働いてる時はこっちの時間の流れが変わるんだ。まー簡単に言えば仕事を20分間してもこっちでは2分間しか経ってないことになるんだ。まーどれだけ働いてもらうかは不明だ。落ち着くまでだからな。大丈夫だろぅ身代わりもこっちで用意しとくから
そんなに時の流れが…色々と疑問点はあったけど気になり始めたらキリないし受け入れた方が楽だしそれが一番だと思った
高橋美羽
なるほどね…私…頑張る(`・ω・´)キリッ
死神アレク
…ふははっwなんだそのキメ顔w
アレクは吹き出して笑いながらこっち指さした
高橋美羽
やる気を顔で表してみたの( ˙꒳​˙  )病院生活長いと暇でwこういうので遊んでたのw
死神アレク
なるほどなwおっとwそろそろ行かないと怒られちまう(A;´・ω・)

行くぞ
アレクは慌てながら私に手を差し伸べた
高橋美羽
うん!
私は差し伸べられた手をとり仕事をする事にした。簡単だと思ってたけどその人に関わった人達の思い。その人の人生を見なければ行けなくてメンタル的にやられそうになったけどアレクがサポートしてくれて落ち着くまで働くことが出来た。

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