第13話

THIRTEEN
266
2021/09/20 09:37
京本さんが言っていたのは本当らしく
終わりが迫ってくると呼び出しされ
案件を私に任せたいと頼まれた。


相手が誰だかわかっていたので
私は了承することにした。
「じゃあ、来週から開始されると思うからよろしくな。」


『はい。』
その日は、会社で北斗とは会わずに終わった。


自分の家に帰ると力が抜けたように
ソファーに寝っ転がった。


電気をつけるのも忘れて
電気時計などの小さい光だけが天井に映っている。


その明るさと暗さの割合が
今の心を表しているかのようで
見ていてスッと入ってくる感じがした。
この日は珍しく
京本さんとの資料を呼んで
ある程度のことをして眠りについた。

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