(( あなたside ))
………… よし 。
優太「あなた〜 !!」
『優太 、お待たせ !』
いつもの笑顔で「おはよ !」と言ってくる優太がすごく愛おしい 。
『おはよう 。行こっか』
優太「あ 、待てよ !」
追いかけてきた優太が私の手を引いて 、それとなく繋がれる 。
『ふふ 、』
優太「ん ?どうした ?」
『なんか 、付き合ったんだなって』
優太「じゃあ 、キスとかする ?」
『え !?』
優太「冗談だよ 。キスはまだ先 笑」
『もう !!びっくりしたじゃん !(ベシッ』
お仕置きに優太の肩を叩く 。
優太「いたいいたい !やめろよ〜 !」
『ふはっ 、笑』
紫耀「先輩 、」
『あ 、平野くん』
教室に忘れ物をして 、取りに戻る途中 。
平野くんにばったり会った 。
紫耀「先輩 、おめでとう」
『え ?』
紫耀「じゃあ !(ダッ」
『 …………… あれ ?』
あの顔 、どこかで …………
どこで ?
思い出せないよ 。
優太「 ……… い !おい ! あなた !」
『あ 、優太 !』
優太「なんかあった ?ずっとぼーっとしてたけど」
『そう ?全然大丈夫だよ』
優太「ならよかった 。よし !飯食うか !」
『うん !』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。