第26話

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2020/03/12 11:06
影山side

めずらしくあなたが教科書を忘れてきた。

まぁ俺が貸したけど。

俺が忘れたことにすればいいって言ったら

あいつ、ダメだって言って日向とか月島に借りに行くとか言い始めた。

あいつらと話してるこいつは嫌いだ。

部活の時とかはしょうがねぇけど…

んで、まぁ今、問題解いてるとこなんだが、

全くわからん。
影山 飛雄
あなた
あなた

なに?

影山 飛雄
ここ、わかんねぇ。
あなた

えー?どこ?

あなた

あぁー…これはねー…

近い。
あなた

こっちじゃなくてこっちの公式に当てはめる。

近い近い。
あなた

んで、さっき飛雄が使おうとしてた公式はこっちで使う。

全く集中できない…
あなた

おけ?

影山 飛雄
あなた

飛雄?

影山 飛雄
え、あ、うん。
ありがと。
やっばい。何も聞いてない。

絶対、俺、今、顔赤い…



チラッ…
あなた

うぅぉあっ…!!

め、目が合った…
あなた

ねぇ飛雄

ビクゥッ!!
影山 飛雄
な、なんだ?
あなた

今日、なんかおかしいよ?

そんなの…分かってる…

自分が一番、わかってる……

は、は、恥ずかしいんだよ…

朝の告白もあるし…

気づいたら口に出てて…

あなたも顔真っ赤にしてて…
あなた

と、びお…?

影山 飛雄
え?
あなた

あ、いや…
全部…口に出てる…w

影山 飛雄
は?
あなた

その…分かってるってやつ…

影山 飛雄
うそだろぉぉおお?!?!?!

聞こえてた?!

もしかしてあいつは超能力者なのか?!※違います
あなた

と、とりあえずまぁいいや…
問題解こ!

影山 飛雄
お、おう…
キーンコーンカーンコーン…
先生
そしたら今日の授業は終わり。
解けてないやつは、次の授業までに、そこのページ全部解いとけよー。
う、嘘だろ…

こんなの…俺一人じゃ解けねぇ…

月島に教えt…
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*

回想
月島 蛍
え?王様のくせにそんなのもわかんないの?wwちょっとそれはやばいんじゃない?ww
王様は勉強苦手な感じですか?ww
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*
影山 飛雄
チッ!!!
あいつは絶対教えてくれない。

というか、あいつには絶対教えてもらいたくない!

じゃあ誰に聞くか…

日向は俺より馬鹿だもんな…
影山 飛雄
あ。
あなた

ん?

影山 飛雄
あ、あのさ。
あなた

うん。

影山 飛雄
き、きょう…数学、一緒に勉強しませんか?
あなた

え?いつ?

影山 飛雄
お、俺はいつでも…
あなた

放課後は部活あるから無理だもんね…

影山 飛雄
ま、まぁ…
あなた

そしたら、昼休みと…部活終わってからの放課後30分にしよっか。

影山 飛雄
うす。
っし!!

2人だけで勉強っ!!
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*

昼休み
あなた

飛雄ー

影山 飛雄
ん?
あなた

数学、どこでやる?

影山 飛雄
そうだな…
あなた

あ!

影山 飛雄
え?
あなた

どうせなら屋上でやらない?
風邪もそんなに強くないし、晴れてるし!

影山 飛雄
おう。
バタバタバタバッ!!!!
日向 翔陽
あなたー!!影山ー!!
飯食おうぜー!!
あなた

あ、うん。翔陽、今日は屋上で食べようと思うんだけどいい?

日向 翔陽
屋上?なんで?
あなた

風も強くないし晴れてるからいいかなーって。

日向 翔陽
なるほど!!
いいね!屋上行こう!
そういや、こいつもいたんだった。

飯くらい1人で食え。←

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