第49話

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2020/04/04 03:13
先生
あなたちゃん、自分で帰れそう?
あなた

はい…歩きはできるんで…

先生
ならいいけど…
月島くん、一応家まで送ってってくれる?心配なのよね…
月島 蛍
僕もそのつもりです。
あなた

ごめんね…ありがとう…

月島 蛍
別に…
先生
もう遅いし…帰りなさい?
家族の人が心配するでしょ?
あなた

月島 蛍
あなた、帰るよ。
あなた

あ、うん…

先生
じゃあ、月島くん、よろしくね。
月島 蛍
はい。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*

回想…
あなた

中途半端にやるくらいなら辞めてしまえばいいのに!!

相澤 遥
は?あんたに言われたくない。
逆にそんなんでよくキャプテン務まったね。
相澤 遥
お前がいちばん目障りなんだよ…
キャプテンだから自分が一番偉いとか思ってんでしょ?
あなた

そんなこと!!

相澤 遥
うるせーよ。
バシンッ!!!
あなた

いっ…

相澤 遥
あんたがそうやって周りに注目されてんのが気に食わない…あんたより私の方が可愛いし、頭もいい。
あなた

そんなの!あんたの勝手な僻みでしょ!
なんでそれをわざわざ私達に当たるの?!

相澤 遥
黙ってろクズ。
あなた

ぐはぁっ…

お腹を蹴られ……顔は叩かれ……
咲良 あゆみ
ちょっとなにしてんの!!
相澤 遥
チッ…邪魔だから消してやろうと思っただけ。
ドクンッ!!…
あなた

うっ!……あ"ぁっ…
はぁっ…はぁっ…

咲良 あゆみ
え……ちょっと……あなた?
あなた大丈夫?!
立花ゆかり
どうし…た…って…
咲良 あゆみ
ゆか!先生呼んできて!
私はここで記憶が途切れている…

次、目が覚めた時は、病室にいた…
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*
あなた

っ…

月島 蛍
どうした?どこか苦しい?
あなた

う、ううん…大丈夫…

また…あの時と同じような日々が続くと思うと…

ただただ怖くてたまらない…
月島 蛍
ん?
あなた

ど、どうしたの…?

月島 蛍
いや、あれ…
あれって……飛雄?
月島 蛍
ちょっと…何してんの。
影山 飛雄
話したいことあって、電話したけど出なかったから…
あなた

え、あ……ごめん……

影山 飛雄
てか、なんで月島と一緒にいるんだよ…
月島 蛍
僕が教室に忘れ物を取りに行って帰ろうとしたらたまたま会ったんだよ。
影山 飛雄
ふーん…
あなた

ご、ごめんね、月島くん。
送ってくれてありがとう。

月島 蛍
ううん。
あなた

じゃあまた明日。
月島くんも気をつけてね。

月島 蛍
うん。じゃあ。
あなた

ばいばい…

*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*
あなた

と、とりあえずさ、外じゃなくて部屋に入らない?

影山 飛雄
じ、じゃあ…お邪魔します…
あなた

テキトーに座ってていいよ。
お茶持ってくるね。

影山 飛雄
すまん…
さすがに家にまで来るとは思わなかった…
あなた

はい、どうぞ…

影山 飛雄
ありがと…
あなた

それで、お話とは……?

影山 飛雄
うん…
今日、いずみに何もされてないか?
あなた

うん。大丈夫だけど。

影山 飛雄
そ、そうか…
あなた

うん…それが……どうかしたの?

殴られたとか言えるわけない…
影山 飛雄
い、いや、ただ心配で…
あなた

そう…心配してくれてありがとう…

影山 飛雄
おう…
影山 飛雄
あのさ…
あなた

うん?

影山 飛雄
あいつに何言われたか教えてくれないか?
影山 飛雄
その…口止めとかされてるんなら、
俺が無理やり吐かせたから…俺に責任あるし…
あなた

影山 飛雄
あ、別に言いたくなかったら言わなくてもいいから…
あなた

…うん…

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