部屋を聞かれたので、あなたが自分の番号を言う。
あなたが”よかった“と言った時、エースの顔が赤かった様に見えたのは気のせいだろうか。
先程まで何かを焦っていた様に思えたが、急に全力で否定してくるので、あなたは不思議に思っていた。
エースの誘いに迷い無く同意するあなた。
こうしてエースと一緒に、部屋まで行く事になったのだ。
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目の前のドアには“301号室”と書かれていた。
あなたがエースに案内され、辿り着いた部屋からは、何やら物音がすると聞くと、エースは思わず濁音になる。
あなたには、若干エースが怯えている様に見えたが、そんな事を感じさせないような発言をするので勘違いかとあなたは思った。
ガチャッ
ドアを開けるとそこには、微妙にヤンキー口調の人が荷物を整理していた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。