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2021/09/21

第43話

胸の痛み
倉田 駆
倉田 駆
お前絶対馬鹿だろ
数分が経ち倉田は玄関に戻ってくる
天野 里奈
天野 里奈
だって…
まさか着替えてるなんて思わないじゃん
私は再びあの光景を思い出し赤くなる
天野 里奈
天野 里奈
そ、そもそも着替えてるなら先に言ってよ
倉田 駆
倉田 駆
あのなぁ…
そう言い玄関を開けて塾へ向かう
天野 里奈
天野 里奈
お姉ちゃんと倉田ってどうやって出会ったの?
隣に歩く倉田に突然質問してみた
認めたわけではないけれど少し気になる
倉田 駆
倉田 駆
元々俺の姉と里佳さんが友達だったから
天野 里奈
天野 里奈
ふーんそうなんだ
そこから仲良くなっていったって感じか
天野 里奈
天野 里奈
でも大学生から見たら高校生ってやっぱり子供っぽく見えるのかな
倉田 駆
倉田 駆
…わかんない
天野 里奈
天野 里奈
私だったら無理だなぁ
色々気とか使っちゃうだろうし
私がそう言うと倉田は黙ったまま視線を下に向けた
やばい、今のは無神経だったかも
天野 里奈
天野 里奈
あ、あの…
倉田 駆
倉田 駆
じゃあ俺ここから電車だから
いつの間にか駅前に着いていた
倉田 駆
倉田 駆
天野ももう家帰んなよ
里佳さん心配するし
頷くと倉田はそのまま改札を通りホームに向かっていく
どうしよう酷いこと言ったままだ
倉田暗い顔してた
塾どのくらいかかるだろう
天野 里奈
天野 里奈
終わるまで待ってよう…
このまま帰ったらずっと謝れない気がするから
.
それから随分長いこと待った
時計を見ると10時に刺しかかろうとしている
眠気が到来してきてあくびをしていると怖そうな警察官に話しかけらた
警察
キミ、未成年だよね
もしかして家出してきたの?
天野 里奈
天野 里奈
い、家出じゃないです…
私は下を向き答える
警察
最近若い子が夜出歩いててね
お家の人に連絡は?
天野 里奈
天野 里奈
してない…
警察
じゃあちょっと署に着いてきて
迎えに来てもらうから
やだ行きたくない
倉田まだ来てないのに
俯いたまま立ち上がれずにいると警察官はしゃがんで顔を覗いてきた
警察
どこか体調悪いかな?
怖い
助けて倉田
倉田 駆
倉田 駆
どうしたんすか
聞き覚えのある声に私は顔を上げる
天野 里奈
天野 里奈
倉田!
警察
キミこの子の知り合い?
ずっとここにいたから体調悪いと思って
驚いた顔をした倉田と目が合う
倉田 駆
倉田 駆
すみません
すぐ帰らせます
警察
頼んだよ
そう言い警察が去った後冷たい空気が流れる
倉田怒ってるよね
私は座ったまま床の一点を見つめる
倉田 駆
倉田 駆
俺帰れって言ったじゃん
表情はわからないが淡々とした口調だった
天野 里奈
天野 里奈
ごめん…なさい
声が震え力が入らない
倉田 駆
倉田 駆
とりあえず里佳さんに連絡してくる
倉田は少し離れ電話をかけにいった
なにやってんだろう私
謝るどころか余計怒らせてしまった
それから数分が経ち倉田は戻ってくる
倉田 駆
倉田 駆
送ることになったから帰るぞ
天野 里奈
天野 里奈
…うん
立ち上がり倉田の後ろを歩く
先に歩いていてどんな顔をしているのかわからない
だけど謝らないと
私は勇気を振り絞り声をかける
天野 里奈
天野 里奈
あの…倉田
動いていた倉田の足が止まり、こちらを振り向く
天野 里奈
天野 里奈
ごめんなさい
頭を下げ今度は震えずに伝えられた
倉田 駆
倉田 駆
いいよ別に
倉田 駆
倉田 駆
何気に天野のお陰で1日楽しかったし
天野 里奈
天野 里奈
えっ…
予想外の返答に私は顔を上げる
楽しかったって
天野 里奈
天野 里奈
でもさっきひどいこと言っちゃったし…
倉田 駆
倉田 駆
ひどいこと?
天野 里奈
天野 里奈
ほら塾向かってる時…
私がそう言うと倉田は思い出したような素振りをした
倉田 駆
倉田 駆
あぁあれ
倉田 駆
倉田 駆
天野の言ってることも間違えじゃないなって考えてた
そうだったんだ
てっきり傷ついてるのかと思っていた
倉田 駆
倉田 駆
天野は俺の事気に入らないと思うけど里佳さんを好きなのは変わらないし
倉田 駆
倉田 駆
ずっと一緒にいたいって思ってる
天野 里奈
天野 里奈
…倉田のくせに生意気!
そんなにお姉ちゃんのこと思ってるんだ
その瞬間心臓の奥がズキンと誰かに握られたみたいな痛さに襲われた
なんだろうこの胸の痛み
天野 里奈
天野 里奈
そうだ、そこでアイス買ってよ!
私はコンビニを指さし紛らわす
倉田 駆
倉田 駆
…お前一応反省はしろよ
あんまり考えすぎないようにしよう
まだ倉田のこと認めたわけじゃないけど少しはお姉ちゃんの彼氏っていうの認めてやってもいいかな
天野 里奈
天野 里奈
早く早く!