ウォヌオッパはフラフラと家に帰っていった。
そう言い残して。
オッパが買ってくれたケーキはもうぬるくなっていた。
明日また病院に行こう。
ミンギュに、会いたい。
---ウォヌ---
あなたがミンギュを好きなのは
薄々勘づいていた。
でも、相手が幽霊なら話は別だと思ってた。
ミンギュが生きてる
5年の間
死んだと思ってきたミンギュ。
俺はどうしたらいい?
きっとミンギュは俺を憎んでいるだろう。
おばさんには完全に嫌われているし...。
あなたのこととミンギュのことで頭がいっぱいで
一睡も出来なかった。
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朝仕事に行くと
仕事を次々こなしていく。
終わらせなきゃミンギュに会えないから...。
ミンギュのことで頭がいっぱいの私は
オッパの顔色の変化なんてひとつも気づいていなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。