第62話

62
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2020/04/11 02:04
取引先との会議の帰り。


チェリン
チェリン
今日あなたちゃんおやすみでしたね...。
ウォヌ
ウォヌ
ああ....。
チェリン
チェリン
お母さん亡くなったショックで変なこと考えていなければいいんですけど....
ウォヌ
ウォヌ
......。













前には見慣れた後ろ姿。





ウォヌ
ウォヌ
先に会社帰っててくれっ!!
チェリン
チェリン
えっ!?
ウォヌ
ウォヌ
急用!
チェリン
チェリン
はっはい!!







走って追いかける。










前を見ていないのか?


赤信号を渡ろうとするあなた。










嫌だ、ダメだ、あなたっ
















手を掴んだ時、振り向いた彼女の顔は


涙で濡れていた。











あなたまで死んだら、俺は1人だ...。













今日、あなたにちゃんと謝って、


仲直りして


前みたいに笑い合える関係に戻ろう。











そう思った。





















仕事が終わって、あなたの好きなケーキを買って


あなたの家に行く。





















ウォヌ
ウォヌ
....喜んでくれるかな...。














俺にはあなたしかいない。





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