___これキスマだよね?
グクは近くにあった手鏡を私に渡してきた。
私はそっと、、、鏡をみた。
なんで、、、、1ヶ所だけ違う。
これは、、、完全にキスマだ。
テテが、、、いつ私に?まったく覚えていない。
もしかして、、、テテだから今日終わったあと私のほう見てニヤニヤしてたってこと?
グクのほうをちらっとみると、怖い表情で私を見つめている。
やばい。そう思った私はとっさに廊下へと逃げた。
一人でボソボソも独り言をいって悩んでいると電話きた。
頭をくしゃっとしながらスマホをみると
テテ_________
その文字がスマホにうつった。
なんでこんなタイミングでテテから電話がくるんだろう。
でもっ、、、、!!!
本当にキスマなのか確かめられる、、、。
そう思い私は通話ボタンを押した。
テテの低い声が私の耳を通る。テテはなんも気にしてない感じの声で「次いつ会える?」
なんて、聞いてくる。
∝
すると、テテは急にへらへらとした声が消えた。
いきなりそんなことを言ってきたから思わず
大きな声が出てしまった。
私が急なテテの言葉でおどおどしているときだった。
急に横から手を引っ張られたんだ。
何かいう間もなく。あっというまにベットの上にいた。私の上には怒った顔のグクがいる。
グクに腕を捕まれて何もできない状態でいるとグクにスマホを取られてしまった。
私は静かに頷くとグクはスマホに口をよせた。
そういうと、グクはぶちっと電話を切った。
スマホをひょいっとどこかにやると
浮気ではなくてセフレと言われたことで図星をつかれた感覚、、、、うまく言葉がでない。
さすがに、いつも優しくてあんまり怒らないグクも怒ってるみたい。、、、、
全部全部、、、、私のせいだけど
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!