第3話

2
2,823
2023/02/21 12:58
あなた
ん...まぶし...




窓からの光が眩しくて目が覚める




消太
消太
...起きたか。おはよう






目の前のテーブルに何かを置いた消太君が


私に喋り掛ける




あなた
はよ...。朝?
消太
消太
あぁ、ここに水置いとくな
今日は朝飯食うか?




あれから朝まで寝ちゃったのか...








ソファから起き上がって


テーブルの上に置いてあるマグカップを手に取る









なにか音がして、消太君が立つキッチンの方を見た




あなた
(今日も作ってくれてる)






...また、迷惑掛けちゃったな




あなた
...食べる
消太
消太
ん、















少しするとテーブルの上に


こんがり焼けたトーストと目玉焼き 、


そして温かいスープが置かれる




あなた
(美味そ)
消太
消太
...嫌だったら食べなくて良いからな
あなた
嫌じゃないよ、消太君の飯好きだし。
いつもありがと ...いただきます
消太
消太
......。オウ






少し驚いた様に目を見開き


ばさっと自分の顔が隠れる様に新聞を開く 。




あなた
...何、どうしたの?
いつもはそんな開き方しない癖に
消太
消太
...いッ...や、何でもねぇ...
(クソ... 不意打ちは狡いだろ... )
あなた
そ?...ならいいけど






ばくばくトーストを齧りながら


少し慌てている消太君を見つめる




あなた
...雄英、
あなた
USJ の時、...呼んで。行くから
消太
消太
!...、婆さんに言っておく











と、顔には出ないが少し嬉しそうに


スープを飲む 。









あなた
(...行動には出るなあ)















__________







飯も終わり、少し落ち着いたら

消太君の出勤時間だ










消太
消太
...じゃ、行ってくる
あなた
行ってらっしゃい







今日も消太君は 少し楽しそうにご出勤だ




















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