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昨日はいろいろとあったな
そっか、恵のこと真莉愛好きだったんだ
付き合ったってことは恵も真莉愛のこと好きだったってことだよね
ガラ…
野薔薇と話していると真莉愛と恵が手を繋いで入ってきた
やっぱり見てると辛いな
そう思い真莉愛達がいる反対の方を向く
うるさいなと思いながら顔を伏せ眠りにつく
五条先生の声が聞こえ ガバッ と起き上がる
あれ、目隠しとってる
私の顔を ジー と見る先生
五条先生にそう言われびっくりする
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目じりに指をあてる
すると ツー と涙がたれていく
目から ポロポロ と涙がでてくる
ダ ダ ダ ダ ダ ダ
廊下から誰かがこっちへ走ってくる音が聞こえる
ギュッ と私が先生の胸に顔を埋めるように抱き締められた
ガラ…
バタン…
ソーッ と五条先生が離れる
きっと先生は泣いてる顔を悠仁に見せないようにしてくれたのだろう
そう言いながら ウインク して教室を出る先生
その後、
保健室に行き休んでから外へと行った____
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。