⚠️暴力、流血表現があります!
⚠️ちょっと怖いかも?って場面があります(精神的に)みなさんがお兄ちゃん達に拷問されないように気をつけて!
※どちらも文章のみで写真などはありません!
弟達が出ていった部屋には
クン、テン、ウィンウィンが残った
不満そうにそう言うと、テンは男の周りをぐるぐる回る
男は俯いたまま反応しない
そう言うとテンは男の顔を殴る
血飛沫が飛び散る
そして後ろに回ると男の手に噛み付く
テンの歯が男の手にめり込む。コンクリートに血溜まりができる
灰色と赤のコントラストが美しい
そして
10分ぐらいいたぶった後
テンは中指と人差し指を揃えて男の顔に突き出す
そしてその揃えた指をピタっと男のまぶたにあてがう
男が暴れ出す。その頭を髪ごと押さえつける
そして鋭い三白眼を男に向ける
そういうとテンはその2本指を奥に押し込んだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
耳をつんざくような悲鳴が部屋中を包む。
がその悲鳴はこの部屋から出れば1個も聞こえない
テンはおびただしいほどの血が流れるのを見ると満足気な表情を浮かべる
そして取った目玉を彼の胸ポケットに返してやる
部屋を出るテンとクン
ウィンウィンはそれを確認すると奥から荷物を取り出す
取り出したのは50個近い量の時計
だが、ただの時計じゃない。
ウィンウィンがスイッチを入れると、その時計は物凄く大きな音を立てて秒針を動かした
カチっカチっカチっカチっカチっカチっカチっ
コ コ ココココココココココココココココココ
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
チキチキチキチキチキチキチキチキチキチキ
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
カチっカチっカチっカチっカチっカチっカチっ
コ コ ココココココココココココココココココ
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
チキチキチキチキチキチキチキチキチキチキ
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
カチっカチっカチっカチっカチっカチっカチっ
コ コ ココココココココココココココココココ
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
チキチキチキチキチキチキチキチキチキチキ
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
規則正しく鳴る耳が痛くなるほどうるさい時計の音が、不協和音を奏でる
そしてウィンウィンは男に注射を刺し込む
おそらく男の悲鳴も混じっていただろうが、うるさくて聞いてられなかった
ウィンウィンは部屋を後にする。
彼らが帰ってきたのは2時間後だった
時計を止めるウィンウィン
男を見るともう目が逝ってしまっている
目は開いて口はパクパクしているが、意識はどこかにいってしまっている
感覚が過敏になった上激痛と精神を抉る音の中に2時間も放置されていたのだ。
そりゃあこうなるだろう
音なんかもう止まってるのに。
どうやら本格的に精神が崩壊し始めたらしい
ウィンウィンが今度は感覚を鈍くする注射を打つ。
そうすると男は段々落ち着いてきた
確かにこの男は筋金入りだった。
並大抵じゃない苦痛にもなんとか耐えているし、さっきの時計なんかは普通の人が聞いたらもう二度と精神が戻ってこない
だがそういう筋金入りの方が都合が良い
精神を完全に堕として取り込んでしまえば、
逆に筋金入りのお喋りマシンに改造できるのだ。
少し正気を戻させる。これがポイント
クンは男の前にわざと見えるように恐ろしい拷問道具を並べる
そして拘束をもっと強くする
男は覚悟を決めたように身構えてこちらを睨みつける
ウィンウィンとテンは彼の後ろの壁に移動すると静かに座る
クンは彼の目の前に椅子を出して座る
そして、何もしない
ただ男を見つめるだけ
最初は何されるのかと身構えていた男だったが、
次に何もしてこない相手に不気味さを覚え
そこから尋常じゃないほどの恐怖に襲われた
クンの無機質な瞳が刺さる
「何故何もしてこない」
「いやもう既に何かされているのか?」
「何故」
「誰」
「何」
1時間ほど見つめ続けているとガタガタ痙攣し始め、やがて気絶した
男の精神はクンが完全に握った
クンが男にあの眼差しを見せれば男はなんだって喋った
話をまとめると
・彼らは特殊傭兵団として訓練を受けたマフィア組織「デニール」
・目的はアヴィリオと同じく裏社会を支配すること
・アヴィリオと強い契約を結び、傘下として入った
そして何より最悪な情報が手に入った
それは
『 警察がアヴィリオに支配されている 』
この国の司法ですら
nctの敵なのだ
nctの味方は nctのみとなった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。