チョンロの肩を揉むヘチャン
押さえてるのは確実に変なツボだろう
ソファーの上で情報部と諜報部に揉まれ倒しのジェノが横たわってる
寝ているジェノ上に寝るジェミン
色んな所でこき使われているマンネもご帰宅
またもお疲れのご様子のマークが帰宅
今日もわちゃわちゃしてるが疲労の色が深刻な彼らはまだ歳若い。
通称『夢』
幼年ながらもこの組織の「脳」と言っても過言ではない、情報・戦略のスペシャリストの集まりである
ガチャ
…
またパシられた…
まあでも、かわいい弟たちがこんなに疲れてるなんて珍しい。
お世話ぐらいしましょう
そう言いながら僕はコーヒーを入れる。
イリチルや神威のヒョン達とは違って、ちゃんとミルクと砂糖を多めに添える
みんなに飲み物を配ると
ジェミンを引き剥がす
都合がいいな全く…
食べ物を与えた時の機嫌の良さが顕著すぎる
…………
凄い脳みそなんだけどこの子達…
ピッピッピッピッと色んなことが整理されていく
幹部はもう面が割れてきてるのか…
謎の麻薬売りと接触を図りたい…
あ
言い忘れていたが、僕は中級構成員を取り仕切るリーダーをやらせてもらってる。
通称 「鷲隊」
下級構成員の「烏隊」の指揮権を有し、技術、戦力にも基本的にステータスが高い構成員で組まれている
弟たちのキラキラした目がこっちを向く
ヘチャンは絶対に出禁にしてやる
ロンジュンまで…
チソンくんのうるうるした目にグラッときた
くっそ………
はあ…こうなったらサボれないじゃん
確かに、この子達は小さい頃から表を知らないまま裏社会に生きてきた
こういうのに憧れるんだろうな
裏で生きるものは日向に憧れるって言う
彼らは光に焦がれている
この子達がいつかこの世界から解き放たれる時が来たら、光を知らないままじゃ大変だろう
社会勉強として連れてきてやるのがヒョンの務めだな
本当に都合のいい…笑
まあでも可愛い弟たちだ
彼らに見送られて部屋を出ると、
僕は学祭の企画に参加する為、初めて大学の同級生に(震える手で)カトクを送った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。