第32話

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2021/03/05 12:49
チョンロ
チョンロ
だいぶ情報の解析終わってきたよ…
ロンジュン
ロンジュン
死にかけじゃん、大丈夫?
ヘチャン
ヘチャン
生き返れチョンロや〜
チョンロ
チョンロ
痛い痛い痛い逆に死ぬって!!!!
チョンロの肩を揉むヘチャン

押さえてるのは確実に変なツボだろう
ジェノ
ジェノ
…………😞
ソファーの上で情報部と諜報部に揉まれ倒しのジェノが横たわってる
ジェミン
ジェミン
ジェノやぁ〜
ジェノ
ジェノ
うっ
寝ているジェノ上に寝るジェミン
ジェノ
ジェノ
降りて
ジェミン
ジェミン
いや
チソン
チソン
ただいまぁ…
色んな所でこき使われているマンネもご帰宅
マーク
マーク
事故った…
またもお疲れのご様子のマークが帰宅
ロンジュン
ロンジュン
またですか…大丈夫でした?
マーク
マーク
うん。ヤバいぐらい爆発したけどなんか無事だった
ロンジュン
ロンジュン
片付けしましたか?
マーク
マーク
してない
ロンジュン
ロンジュン
してこい
マーク
マーク
すいません
マーク
マーク
もしもし?僕だけど
ごめん事故ったから片付けといて
ロンジュン
ロンジュン
いやお前が行けよ…







今日もわちゃわちゃしてるが疲労の色が深刻な彼らはまだ歳若い。









通称『夢』










幼年ながらもこの組織の「脳」と言っても過言ではない、情報・戦略のスペシャリストの集まりである
ヘチャン
ヘチャン
さー、「夢」で集まるのも久しぶりじゃない?

僕らが集まるってことはこれから先の重要な事を決定していくってことだけど…
ヘチャン
ヘチャン
みなさん大丈夫ですかー…………
ロンジュン
ロンジュン
大丈夫に見えるの?
チョンロ
チョンロ
大丈夫じゃないです〜!!!
ジェミン
ジェミン
超疲れた無理〜!!!!
ジェノ
ジェノ
誰かジェミンどけてくんない?
チソン
チソン
今すぐ寝たい
ロンジュン
ロンジュン
今から大事な会議出来るような体力ないよね皆…
ヘチャン
ヘチャン
だよねーわかるー僕も
ジェミン
ジェミン
もう何もしたくない〜
マーク
マーク
あ、それならさっき世話してくれる人呼んだよ
ロンジュン
ロンジュン
えっ
マーク
マーク
もう来ると思う
ガチャ
マーク
マーク
お、来た
(なまえ)
あなた
こんばんは〜

ってうわ、どうしたのみんな
ロンジュン
ロンジュン
マークヒョン、もしかしてお世話してくれる人って…
マーク
マーク
うん、あなた
ロンジュン
ロンジュン
ちょっとあなたヒョンに何させてるんですか
(なまえ)
あなた
ちょっとマーク、どういうことだよ
マーク
マーク
へへへ〜


またパシられた…


まあでも、かわいい弟たちがこんなに疲れてるなんて珍しい。

お世話ぐらいしましょう
(なまえ)
あなた
まあいいよ、今日は大学行ってきただけだし

はい差し入れ
ヘチャン
ヘチャン
わあ!シュークリームじゃん!!!
チョンロ
チョンロ
わ!!!!すごい!!!!
チソン
チソン
エクレアもある…!
(なまえ)
あなた
食べて、いっぱい買ってきたからさ
そう言いながら僕はコーヒーを入れる。

イリチルや神威のヒョン達とは違って、ちゃんとミルクと砂糖を多めに添える
ロンジュン
ロンジュン
ありがとうございますヒョン!
(なまえ)
あなた
こらジェミナ、どいてやりなさい
ジェミン
ジェミン
なんか暖かくていい感じだからいや
(なまえ)
あなた
ダメだよジェノ多分息できてない
みんなに飲み物を配ると

ジェミンを引き剥がす
ジェノ
ジェノ
助かった…………
マーク
マーク
さあさあ、あなたも遠慮せずに食べなよ
(なまえ)
あなた
食べるに決まってるだろ誰が買ってきたんだよこれ
ヘチャン
ヘチャン
んー!!!おいひっ!

あなたヒョン大好き〜!!!
マーク
マーク
ほんとだ!あなた大好き〜!!!!
都合がいいな全く…

食べ物を与えた時の機嫌の良さが顕著すぎる
(なまえ)
あなた
みんなは今から会議するの?

ジョンウヒョンからそう聞いてるんだけど
ロンジュン
ロンジュン
はい、みんな死にかけでどうしようかと思ったんですけど…今生き返ったみたいなんで
(なまえ)
あなた
そっか、じゃあこれ。

ジョンウヒョンからの預かり物
マーク
マーク
えー!!!!会議すんのかよォ!!!
(なまえ)
あなた
そーだよ。
ヒョンから「頑張ってね💕」ってメッセージ付き
マーク
マーク
ひぃいい
ヘチャン
ヘチャン
んー、どれどれ
ああ、新しい報告書かあ!

ジェヒョニヒョン仕事早いなあ
ロンジュン
ロンジュン
所属不明の麻薬売り…
各地の抗争が頻発…
行方不明が先月の2倍に……か
ジェノ
ジェノ
本当に動きが活発化してきてるね
チョンロ
チョンロ
ほんとにですよ!ダークウェブも大賑わいだ
チソン
チソン
特にこの麻薬売り、野良の奴らじゃないって聞きます
ジェミン
ジェミン
まーたアヴィリオの端くれでしょ〜
マーク
マーク
なんかこいつら単体が地味に強くて、小さな傷害事件とかも起こしてるってね
ロンジュン
ロンジュン
人攫いもこいつらが絡んでるって書いてある
ヘチャン
ヘチャン
どーせアヴィリオだろうけど断定はできないし、第一何が目的なんだろう
チョンロ
チョンロ
しかもこいつら、ぬけぬけとは出てこないみたい。それももう忍者みたいに隠密で、隙がないらしいの
マーク
マーク
忍者相手なら、もうユタヒョンかショウタロウに任せちゃえ。Japan!
ロンジュン
ロンジュン
接触出来ればいいけど…

それさえ出来ればジェヒョニヒョンが跡辿れるし、捕まえれる。
後は神威に任せればいいし
ヘチャン
ヘチャン
そうなんだよ!まずは接触!
ジェノ
ジェノ
またジェヒョニヒョンに頼んでみようか?
ヘチャン
ヘチャン
んー、でもヒョン達は前に1回敵と接触させちゃったし、またやらせると面が割れちゃう気がする…

最悪もう幹部ぐらいの面なら割れてそう
チョンロ
チョンロ
多分内部勤務以外の幹部の面は割れてると思いますよ
ジェヒョニヒョンは上手く隠してるので微妙だけど
チソン
チソン
まじかぁ、僕達の面が割れるのも時間の問題かもしれませんね
…………




凄い脳みそなんだけどこの子達…





ピッピッピッピッと色んなことが整理されていく




幹部はもう面が割れてきてるのか…

謎の麻薬売りと接触を図りたい…



(なまえ)
あなた
接触、中級構成員でやろうか?
ジェミン
ジェミン
えっ
ヘチャン
ヘチャン
……………

それいいかもヒョン!中級は30人ぐらいだよね?
(なまえ)
あなた
うん。僕含めての30人で男女比は22:8
ロンジュン
ロンジュン
丁度いいですね、任せてもいいですか?
(なまえ)
あなた
わかった。会議は明日でいい?
みんな集めとくよ
ヘチャン
ヘチャン
明日の朝10時に中会議室で

中級隊と夢で打ち合わせしようか
言い忘れていたが、僕は中級構成員を取り仕切るリーダーをやらせてもらってる。




通称 「鷲隊」







下級構成員の「からす隊」の指揮権を有し、技術、戦力にも基本的にステータスが高い構成員で組まれている

(なまえ)
あなた
了解。10時ね

さー、僕は大学の課題をやらなきゃ
ジェミン
ジェミン
あーそっかヒョン大学生かぁ
ジェノ
ジェノ
大学はどうですか?楽しい?
(なまえ)
あなた
授業とかは楽しいけど、なんか学園祭とか言うのに巻き込まれちゃって…ちょっと鬱
ヘチャン
ヘチャン
ヒョンコミュ障だから…ㅋ
(なまえ)
あなた
お?
ヘチャン
ヘチャン
さーせん
ジェミン
ジェミン
学祭ってなんですか???
(なまえ)
あなた
えっと、学生が出し物をしたりする
大学生がやるお祭りみたいな
マーク
マーク
お祭り!?
弟たちのキラキラした目がこっちを向く
(なまえ)
あなた
言っとくけど連れてかないからね
ジェミン
ジェミン
行きたいです
チョンロ
チョンロ
行きたいです
(なまえ)
あなた
話聞いてた?
ヘチャン
ヘチャン
単純にあなたヒョンが他人と話してる姿が見たいです
ヘチャンは絶対に出禁にしてやる
(なまえ)
あなた
えーっ、やだよやだよ
ジェノ
ジェノ
ヒョン、僕も行きたいです
ロンジュン
ロンジュン
僕もちょっと興味あります…
ロンジュンまで…
チソン
チソン
お願いですヒョン、僕そういうの1度も行ったことないんです…
チソンくんのうるうるした目にグラッときた

くっそ………
(なまえ)
あなた
わかった、わかったよ
チソン
チソン
行っていいんですか?!
チョンロ
チョンロ
やったー!!!!!!
ヘチャン
ヘチャン
よっしゃぁ!!!!
(なまえ)
あなた
ヘチャンはいや
ヘチャン
ヘチャン
なんで!!!!!!!!!?








はあ…こうなったらサボれないじゃん












確かに、この子達は小さい頃から表を知らないまま裏社会に生きてきた


こういうのに憧れるんだろうな


裏で生きるものは日向に憧れるって言う

彼らは光に焦がれている








この子達がいつかこの世界から解き放たれる時が来たら、光を知らないままじゃ大変だろう










社会勉強として連れてきてやるのがヒョンの務めだな
(なまえ)
あなた
テイルヒョンとテヨンヒョンに許可貰ってきてあげる。

2週間後だから楽しみにしててね
ロンジュン
ロンジュン
はーい!
ヘチャン
ヘチャン
ありがとうあなたヒョン愛してる〜!!!
ジェミン
ジェミン
愛してる〜!!!!
マーク
マーク
I love you......💋
本当に都合のいい…笑




まあでも可愛い弟たちだ






彼らに見送られて部屋を出ると、

僕は学祭の企画に参加する為、初めて大学の同級生に(震える手で)カトクを送った。

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