第4話

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2020/01/26 05:13
コンコン
増田貴久
増田貴久
うわっ、....て、小山??

車に乗り込んだ途端鳴り響いた音に少し驚いたが

それを鳴らした張本人見つけ、少しホっとする

窓ガラスを少し開けて話しかけた
増田貴久
増田貴久
どうした??
小山慶一郎
小山慶一郎
いや、出ていくのが見えたから
増田貴久
増田貴久
それだけ??
小山慶一郎
小山慶一郎
うん

それだけだったらメールでいいだろ
小山慶一郎
小山慶一郎
そんな事言うなよ😢

口に出ていたか、

そろそろ眠いし、帰りたいな...と思う
増田貴久
増田貴久
てかさ、帰らないの??

俺はつい小山に言ってしまった

はっきり言ってさっさと帰りたい。

そんな俺とは裏腹に小山はのんびりとした口調で話し始めた
小山慶一郎
小山慶一郎
それがさ〜

なんでも小山の話では

今日タクシーで来たけど、帰りの分のお金をもっていない上

携帯の充電が切れてしまった....らしい。
増田貴久
増田貴久
それは...大変だな
小山慶一郎
小山慶一郎
でしょ!?

少し考え、小山に提案をもちかける

あまり気の進むものでは無いが__
増田貴久
増田貴久
だったら乗ってく??
小山慶一郎
小山慶一郎
え、いいの?!

気の進まない俺の提案に小山はパっと顔を上げた
増田貴久
増田貴久
いいよ、ちょっと遠回りだけど

すると今度はパァっと顔を輝かせた

悪いが可愛いとは思えない、
小山慶一郎
小山慶一郎
ありがとうっ!!
まっすー大好き!!!!

乗り込みながらさらっとそんな事を言ってくるが

こんな言葉にさえ吐き気を催してしまう
増田貴久
増田貴久
......シートベルトした?
小山慶一郎
小山慶一郎
したよ〜

その言葉を聞いてキーを差し込んだ

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