第43話

日常
5,305
2021/03/06 22:20
あーもーなんか朝から疲れたな



五条さんよりも早く家を出てきた私は学生達のいる教室のドアに手をのばした
虎杖悠仁
トントンすんだよ
釘崎野薔薇
こんなんで取れるわけ?



なんか騒がしいなw


悠二と野薔薇の声は廊下まで聞こえてくる








ガラガラ
あなた

やっほー!なにして…ん…の?

虎杖悠仁
あ、あなたさん、おはよー
あなた

おはよ…ってそれどした

真っ白なワイシャツにコーヒーをこぼしたようなシミがついている
伏黒恵
釘崎が
釘崎野薔薇
連帯責任でしょうが!
虎杖悠仁
なんでだよっ!
あなた

まぁまぁw

あなた

で?それ誰のなの?

虎杖悠仁
五条先生
あなた

げっまじ?

虎杖悠仁
伊地知さんが俺らに任せて置いてったの
あなた

よし、分かった。
手伝ってやろうじゃないか!



それからしばらく4人でシャツについたコーヒーの染み抜きをし続けた










釘崎野薔薇
うーむ
あなた

だいぶ落ちたけどね…

釘崎野薔薇
「マリメッコ」に見えなくもないわね
伏黒恵
ナメんなよ
あなた

マリメッコwwww

釘崎野薔薇
どーせ安物でしょ!
伏黒、タグのブランド調べて!
あなた

でもねー五条さんの私物っていい値段するよ〜?

虎杖悠仁
そーなの?
伏黒恵
恵が見せてきたスマホの画面には今まさにシミの着いているシャツの写真とその値段が表示されている
あなた

¥250,000-

虎杖悠仁
ぜ、税込み?
伏黒恵
税抜き
釘崎野薔薇
仕方ない、私が7万出すわ…
釘崎野薔薇
3人は6万ずつ…
虎杖悠仁
えっ!?
あなた

なんで!?w



ガラガラッ
あなた

めっめぐみ!

伏黒恵
えっちょっ
虎杖悠仁
伏黒っはやくっ!
25万円と判明した例のシャツを恵の制服に詰め込んだ
五条悟
おっはー
五条悟
伊地知から僕のシャツ預かって…
五条悟
どうしたの、恵
伏黒恵
別に…
あなた

( ,,>з<)ブッ

虎杖悠仁
アハハハッ
伏黒恵
ったく…
五条悟
なになにー?仲間外れにしないでよー
釘崎野薔薇
そもそもアンタが伊地知さんにクリーニングなんてお願いするからよ!
笑いながら悠二が恵の服に入れたシャツを取り出す
虎杖悠仁
ごめんせんせーw
コーヒーこぼしちったw
五条悟
わー、派手にやったねー
五条悟
ま、同じのまだあるし
釘崎野薔薇
虎杖悠仁
伏黒恵
あなた

坊ちゃんめ

五条悟
捨てといてー
五条悟
授業始めるよー
釘崎野薔薇
あの人金銭感覚大丈夫?
伏黒恵
それでいうと大丈夫じゃねぇ
虎杖悠仁
これ売ったらいい値段しねぇかな?
あなた

バカバカw

五条悟
ほーら、早く席ついて
あなた

じゃあ、私硝子さんとこ行こーっと

五条悟
あ、あなた!
あなた

はい?

五条悟
後で新しいシャツ買ってきてね
あなた

なっ



学生達の方を見ると

野薔薇が両手を合わせてごめんと口パク

恵はもうノートになんか書いてる

悠二はニヤニヤこっちを見ていた






あなた

くそったれー

五条悟
あ!ブランドは同じのね?
僕、あそこのシャツじゃないと肌荒れちゃうから



=(´□`)⇒グサッ!!
あなた

ワ、ワカリマシタ

虎杖悠仁
あなた、俺、ちょっとだそーか?
あなた

大丈夫だよ、悠二…
25万パッと出せるくらい私にもお金はある…

伏黒恵
あなたさん、貯める派ですよね
あなた

いつか世界1周するのが夢

五条悟
そんなの僕に行ってくれれば今から行かせてあげるのに
あなた

それ、五条さん付きになるじゃないですか






ーーーーーーーーーーーーーーーーー




プリ小説オーディオドラマ