俺はあなたに振られてから一切関わることがなくなった。
でもいつも通り時間は進むし、俺はいつも通り授業をサボる。
また今日も空き教室で寝ようと思っていたその時、
《涼介さん!大変です!》
俺が従えるグループの大事な後輩が勢いよくドアを開けた
《◯◯校の奴らが攻めてくるという情報が入りました!》
《しかも、ある女を捕まえてるとか...》
その瞬間俺は急いで教室を飛び出した
あなた side
山田くん...、痛くなかったかな、
ごめん、、、ごめんなさい、
そうして、私は重い足取りで学校まで行った
...ううん、行っていた。
学校に着くまでほんの数メートル
だけど、私の前に知らない男の人たちが現れた
【お前、山田の彼女だろ?】
【じゃあ何なんだよこれは】
その写真には昨日の帰りの状況が映し出されていた
言い返そうとした瞬間、
私は意識を失った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!