第12話

増えた敵。
7,802
2019/07/30 09:37
キーン...キーン...
エマ
エマ
え?
○○(あなた)
○○(あなた)
まだ自由時間のはずだよね...
ノーマン
ノーマン
一体なんだろ...
レイ
レイ
何か報告があるとか
エマ
エマ
嫌な予感しかしない...
ハウスにて...
ママ(イザベラ)
ママ(イザベラ)
今日からこのハウスに住むことになった「キャロル」と「シスター・クローネ」よ
エマ
エマ
○○(あなた)
○○(あなた)
敵が...増え...た?
図書室...
ノーマン
ノーマン
発信機に夢中で...敵が増えるなんて考えもしなかった...!
レイ
レイ
逆に喜べるぞ
エマ
エマ
どういうこと?
レイ
レイ
情報源が2つも増えたんだ
ノーマン
ノーマン
なるほど...
レイ
レイ
ここが農園なら,商品を補充し続ける『拠点』があるはずだ
エマ
エマ
ってことは私達もそこから来たってこと?
レイ
レイ
ああ,だがまず探すべきは発信機のありか
エマ
エマ
あれから体の色んな所探してみたんだけど...埋められた跡なんて無かったよ?
レイ
レイ
考えるんだ...どこにどんな発信機を付ければ,相手にとって都合がいいか
○○(あなた)
○○(あなた)
ん...キャロル...じゃない?
ノーマン
ノーマン
ハッ!
エマ
エマ
ハッ!
レイ
レイ
確かに...来たばかりのキャロルなら...
○○(あなた)
○○(あなた)
手術痕があるかもしれない!
...
○○(あなた)
○○(あなた)
...無い,どこにも
エマ
エマ
それほど小さいものなのかそれとも...
ギルダ
ギルダ
ねえエマ,あなた,聞きたいことがあるんだけど...
○○(あなた)
○○(あなた)
(サワッ)うん?...これ
ギルダ
ギルダ
何それ?虫刺され?
エマ
エマ
これは確か...昔予防接種の時に注射したっていう...
○○(あなた)
○○(あなた)
ハッ!
エマ
エマ
ハッ!
○○(あなた)
○○(あなた)
ナイラにも...フィルにも...クリスにも...ついてた!
ギルダ
ギルダ
私にはついてる?
○○(あなた)
○○(あなた)
ううん,無いよ
ギルダ
ギルダ
そりゃそうよね...私は10歳,あなたとエマは11歳だもの...
○○(あなた)
○○(あなた)
こんなに小さかったなんて...!
エマ
エマ
でもあなた凄いお手柄だよ!これでどこにあるか分かったね!
ギルダ
ギルダ
何が...?
○○(あなた)
○○(あなた)
え?なんでもないよ!
エマ
エマ
早速レイとノーマンに!
○○(あなた)
○○(あなた)
うん!
ギルダ
ギルダ
...
レイ
レイ
確かにここは...気付かねえな
ノーマン
ノーマン
そんなすぐに消えるものなのか...
○○(あなた)
○○(あなた)
私...無意識に疑ってこなかった...ごめん
レイ
レイ
何言ってるんだよ,お手柄だぜ?あなた
ノーマン
ノーマン
これで発信機の大きさ,形,場所が分かった!
エマ
エマ
場所の次...
フルスコアヨニン 「壊し方」
レイ
レイ
だな...まあ簡単に壊せるかは置いといて...機能としては甘い
エマ
エマ
え?!
○○(あなた)
○○(あなた)
だって個人の信号は特定できない...確認しないと分からない...
エマ
エマ
でも埋めてる...
○○(あなた)
○○(あなた)
じゃあ,もし発信機が壊れたりしたら通知されるのかな?
エマ
エマ
どういうこと?
レイ
レイ
壊れたらアラームか何かでママに知らされるってことだよ
○○(あなた)
○○(あなた)
壊したらバレちゃうのか...
レイ
レイ
まあ通知なんかあればの話だけどな
レイ
レイ
それで...この形と場所はちょっと思い当たることがあってな,この件は俺に任せてくれないか?
○○(あなた)
○○(あなた)
レイがそういうなら...任せるね!
ノーマン
ノーマン
あとは...全員で逃げる方法
エマ
エマ
問題は...皆がママを信じ切ってること...
○○(あなた)
○○(あなた)
あとは...真実に耐えきれるかどうか
そう言った時...一瞬だったがあなたの表情が曇った
ノーマン
ノーマン
(あなた...やっぱり...)
レイ
レイ
あとは単純に足でまといって事だな...
○○(あなた)
○○(あなた)
そんな言い方しないで!(  #`꒳´ )
レイ
レイ
あ,ごめん
エマ
エマ
それなら私に考えがあるの!

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