第14話

番外編 本当の気持ち。
7,870
2019/08/03 19:02
ノーマンside
ノーマン
ノーマン
(エマは...きっともう大丈夫かな。明らかに前よりは元気になってる)
ノーマン
ノーマン
でも...あなたは...まだ無理してるかもしれない
○○(あなた)
○○(あなた)
エマが折れるなら私が強くならないと!
○○(あなた)
○○(あなた)
私は泣かないよ(*^^*)
ノーマン
ノーマン
あなたは確かにそう言っていた...一見エマを励ましたりしてるように見えるけど…その言葉には裏があるように見える
ノーマン
ノーマン
あなたの...ほんとの気持ちは,どうなんだろう...
ノーマン
ノーマン
家族が誰よりも大好きなあなたが...大丈夫なはずない
ノーマン
ノーマン
だとしたら今夜が''鍵''だ
レイside
レイ
レイ
(ノーマンが言っていた言葉が今でも引っかかる...)
ノーマン
ノーマン
きっとあなた...相当無理してる
レイ
レイ
でもあなたからはそんな感じが一切読み取れない
レイ
レイ
(でもあなたは最近クマが酷い...朝も目の下が赤いし...)
レイ
レイ
(コニーの姿を見て...あの冷静なノーマンでさえ,動揺した。なのにあなたは...)
レイ
レイ
これは少し調査する必要があるな...
エマside
エマ
エマ
(あなたは本当に強いなー!...あのコニーの姿を見て,1番冷静なのはあなただった...)
エマ
エマ
(見た目は普通の女の子...でも本当は凄く心が強い)
エマ
エマ
(私でも泣いたのに...それ以上に家族が好きなあなたはどうして...)
レイのちょっとした調査
レイ
レイ
なああなた
○○(あなた)
○○(あなた)
うん?どうしたの?
レイ
レイ
こんな事聞くのもあれだが..その,あなたはコニーの...姿を見て,泣かなかったって本当か?
○○(あなた)
○○(あなた)
うん(*^^*)もちろん凄く悲しかった...怖かったよ,泣きはしなかったけどね〜
レイ
レイ
''どうして''だ?
ギロッ(観察力を高める)
○○(あなた)
○○(あなた)
だって...あそこで私が折れたら...きっとノーマンとエマと一緒に絶望で終わると思ったから
○○(あなた)
○○(あなた)
あのエマが泣いたんだよ...だから...エマが折れるなら私が強くならないといけない
レイ
レイ
そうか...サンキュ
○○(あなた)
○○(あなた)
うん(?)
スタッ...スタッ...
レイ
レイ
(ノーマンの言う通り...確かにあなたは自分は平気という感じを振舞っていた)
レイ
レイ
(だが...ほんとに一瞬だったがあなたの表情が曇った)
レイ
レイ
まるで...気持ちを抑えてるように
レイ
レイ
よし...最終調査だ,だとしたら今夜が鍵だ
その夜...
エマ
エマ
じゃあノーマン,レイおやすみ!
○○(あなた)
○○(あなた)
おやすみ〜(*^^*)
ノーマン
ノーマン
おやすみ!
レイ
レイ
ああ,また明日な
ガチャ
レイ
レイ
(さてと...寝たフリでもしとくか)
ノーマン
ノーマン
(耳をすませながら起きてよう...)
エマ
エマ
じゃああなたもおやすみ!
○○(あなた)
○○(あなた)
うん,おやすみエマ!
カチッ(電気を消す)
○○(あなた)
○○(あなた)
(大丈夫...今日はきっと抑えられる。思い出さないようにすればいい...)
○○(あなた)
○○(あなた)
 大丈夫...もう寝よう
.............
○○(あなた)
○○(あなた)
コニー?
○○(あなた)
○○(あなた)
どこにいるの?
○○(あなた)
○○(あなた)
リトルバーニー忘れてたよ?
○○(あなた)
○○(あなた)
あ,コニーいた!コニー!
○○(あなた)
○○(あなた)
え...コニー?!嫌だ...やめて!思い出したくないの!
○○(あなた)
○○(あなた)
やめて!お願い!誰か...助けて!ごめんなさい...ごめんなさいごめんなさいコニー!許して!
○○(あなた)
○○(あなた)
いやぁあぁああああああああああ!!
バッ!(起き上がる)
○○(あなた)
○○(あなた)
ハア...ハア...ハア...
その頬は自然と濡れていた
○○(あなた)
○○(あなた)
ポロ...どうして...また...
今でも夢に出てくる...あの日のコニー
夜になると思い出す...忘れない...いや忘れられないあの夜。
大丈夫...そう自分に毎日言い聞かせているはずなのに...夜になると自然と涙が溢れてくる。
○○(あなた)
○○(あなた)
エマの方が...辛いはずなんだから...!私がここで泣いたらダメだよね!
○○(あなた)
○○(あなた)
今日もダメだ...ポロ
ガチャ
レイ
レイ
ん...
ノーマン
ノーマン
(今...)
レイ
レイ
(エマとあなたの部屋から)
ノーマン
ノーマン
(物音がした気がする...)
レイ
レイ
ガバッ...
ノーマン
ノーマン
ガバッ...
レイ
レイ
は?!ノーマン...起きてたのか?
ノーマン
ノーマン
れ...れれレイこそ!こんな時間にどうしたんだい?
レイ
レイ
お...お前こそ何の用だ?
ノーマン
ノーマン
僕は...ちょっとあなたが気になってて
レイ
レイ
ハア...お前もか
ノーマン
ノーマン
...って事はレイも?
レイ
レイ
ああ,お前に言われたことが気になって今日あなたにコニーの事聞いてみたんだ...そしたら笑ってたけど一瞬表情が曇ってた
ノーマン
ノーマン
お互い考える事は同じという事だねw
レイ
レイ
そういう事だw
ノーマン
ノーマン
まあ...なんたってお姫様を救うのは僕かレイしかいないもんね〜w
レイ
レイ
べ...べ別に俺はそういうつもりで調査するんじゃないからな!/////
ノーマン
ノーマン
ふーんw
レイ
レイ
お前ぶっ飛ばすぞ?
ノーマン
ノーマン
冗談だってばw
○○(あなた)
○○(あなた)
スタッ...スタッ...
サッサッサ...(隠れる)
ノーマン
ノーマン
やっぱりあなただ...
レイ
レイ
一体どこ行くんだ?
ノーマン
ノーマン
ついていこう...
あなたside
○○(あなた)
○○(あなた)
スタッ.....スタッ.....
重い足取りで,玄関へと向かっていく...
ガチャ
○○(あなた)
○○(あなた)
(誰も...いないよね?)
○○(あなた)
○○(あなた)
ダダッ!
今にも溢れ出そうな声や思いを抑えながら...森の奥へと走った。
○○(あなた)
○○(あなた)
ハア...ハア...
○○(あなた)
○○(あなた)
うっ...ポロ...ポロ...
○○(あなた)
○○(あなた)
うわぁああああああああぁぁぁん!
○○(あなた)
○○(あなた)
ごめん...ごめんねコニー!大切な...大事な家族を私は守れなかった...!なんでもっと早く気づけなかったんだろう...!
○○(あなた)
○○(あなた)
痛かったよね...怖かったよね...きっと,寂しかったよね...うっ...コニー!
○○(あなた)
○○(あなた)
忘れる事なんか出来ないって...!
レイ&ノーマンside
レイ
レイ
おい...あなた外出たぞ
ノーマン
ノーマン
何か森に用事でも...いや,そんなのあるわけない
○○(あなた)
○○(あなた)
ダダッ!
ノーマン
ノーマン
あ,走った
レイ
レイ
追うぞ...ノーマン
ノーマン
ノーマン
うん
ダダッ!
レイ
レイ
くっそ...あんな速く走って一体何の用だ?
ノーマン
ノーマン
森に用事があるわけでもないし...
バサッ!(草をかき分ける)
レイ
レイ
おい...あなたはどこいった?
ノーマン
ノーマン
見失った...ね
レイ
レイ
一旦戻るか?
ノーマン
ノーマン
そうしよう...いつまでもここにいてもしょうがないし
?「うわぁああああああああぁぁぁん!」
レイ
レイ
!!!
ノーマン
ノーマン
!!!
ノーマン
ノーマン
今のって...
レイ
レイ
あなたの声...だよな
ノーマン
ノーマン
うん...やっぱりそうだよね
レイ
レイ
声のした方へ行ってみようぜ...
ノーマン
ノーマン
うん...
サッ...サッ...
レイ
レイ
静かにな...
ノーマン
ノーマン
分かってる...
○○(あなた)
○○(あなた)
うっ...うっ...ポロ
レイ
レイ
?!
ノーマン
ノーマン
?!
○○(あなた)
○○(あなた)
コニー...ごめ...んね...!
ノーマン
ノーマン
レイ...
レイ
レイ
ああ...
レイ
レイ
あなた
○○(あなた)
○○(あなた)
○○(あなた)
○○(あなた)
れ...レイ,ノーマン!ごめ...ポロ
ノーマン
ノーマン
あなた...もういいよ,無理しなくて
○○(あなた)
○○(あなた)
?!
ノーマン
ノーマン
本当は...辛いんでしょ?
レイ
レイ
もういいから...お前の本当の気持ち...全部吐き出せ
○○(あなた)
○○(あなた)
二人とも...う...うわあぁあああああああぁん!
ボフッ(ノーマンとレイの方へと倒れ込む)
ノーマン
ノーマン
よしよし...頑張ったね,あなた(*^^*)
レイ
レイ
相当...無理してたよな
ノーマン
ノーマン
本当は泣きたかったんだよね...
○○(あなた)
○○(あなた)
コクリ
ノーマン
ノーマン
本当は平気なんて嘘なんだよね...
○○(あなた)
○○(あなた)
コクリ
レイ
レイ
もういい...もういいから,あなたの本当の気持ちを全部教えてくれ
○○(あなた)
○○(あなた)
わた...し...は...
○○(あなた)
○○(あなた)
本当は凄く怖かった...凄く辛かった...泣き叫びたかった...全部吐きたかった...悲しかった...家族を守れない自分が憎たらしかった...!
レイ
レイ
あなた...
○○(あなた)
○○(あなた)
私さ...凄く弱いねwこんな簡単に泣いて...悲しいのは皆同じなのに...いつまでも泣いてw
○○(あなた)
○○(あなた)
結局私は...全く強くなんかなくて...!家族1人も守れなくて...!
ノーマン
ノーマン
あなたはおかしくなんかない...誰だって普通は泣きたいよ...
○○(あなた)
○○(あなた)
ノー...マン...
エマ
エマ
ノーマン,そこにいるの?
ノマあなたレイ「ビクッ!!?」
ノーマン
ノーマン
二人とも隠れて...!
バサッ!(草の間に隠れる)
ノーマン
ノーマン
え...エマどうしたの?
エマ
エマ
どうしたって...昨日0時になったら作戦立てるって言ったでしょ?
ノーマン
ノーマン
あ(すっかり忘れてた...!)
エマ
エマ
それより...なんでこんな所にいるの?
ノーマン
ノーマン
そ...それはちょっと外の風を浴びたくて
エマ
エマ
?変なノーマン...それより早く行こ!
ノーマン
ノーマン
う...うん
無理矢理レイと二人きりにしようとしました。すいませんm(_ _)m
レイ
レイ
...行ったぞ
○○(あなた)
○○(あなた)
レイ...ごめんね
レイ
レイ
○○(あなた)
○○(あなた)
私...実際頼れる姉なんかじゃないよねwこんなんじゃ作戦も...全部全く頼れないよねw
スッ(肩を引かれる)
○○(あなた)
○○(あなた)
れ...い?
どうしてそんなに強く抱きしめるの...?そんなに強く抱きしめられたら,息できないって...
ギュッ
○○(あなた)
○○(あなた)
レイ...苦しいって/////
レイ
レイ
離さないから...
○○(あなた)
○○(あなた)
それじゃあ私...息できないよw...
レイ
レイ
あなたが泣き止むまでは...一生離さねえよ...
○○(あなた)
○○(あなた)
うっ...レイ...ポロポロ
レイ
レイ
今日まで...よく頑張ってきたな...
アタマポン
レイ
レイ
辛かったよな...
○○(あなた)
○○(あなた)
レイ...ずるいよ...
○○(あなた)
○○(あなた)
うっ...ポロ...ポロ
レイ
レイ
もう1人で何も抱え込むな...俺はあなたの味方だ...
レイ
レイ
泣きたい時は泣けばいい...辛い時は言えばいい...
○○(あなた)
○○(あなた)
レイ...!
同じ歳のはずなのに...こんなに背中が大きく見えるのは何故だろう...
レイの背中は,いつも暖かい...私はそんな君に抱きしめられながら泣いた...たくさん泣いた...それでも君は,いつまでも私の傍に寄り添ってくれた。
ねえレイ...どうして君はこんなに私に優しくしてくれるの?私...いつも考えちゃうんだ。でも...
○○(あなた)
○○(あなた)
レイ...ほんとにありがとう(*^^*)
レイといると...たまに胸が不思議な気持ちになるんだ。
...
...
...
お前はしっかりしてるけど...たまに鈍感な時がある。
気付いてないだろうけど...俺がこんな事するのはあなただけなんだぜ?
俺も分からない...なんであなただけにはこんな事が出来るのか。胸がざわつくこの感情は一体なんなんだろうな。

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