第11話

ハツコイ。〈終〉
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2018/10/16 05:08
〜卒業式当日〜
『あなた、先生のこと、信じていいよね?』

「りんちゃんが信じてあげないと。」

『そうだよね、、』

私たちは安田先生が来ることを信じて待ってた。

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【卒業式を終了します。】

他のクラスメイトは沢山泣いてた…。
たくさんの思い出が詰まっていて、初めての恋もした…。それは未だ止まったまま…。

少し前に、丸山先生が私の事好きって言ってたって安田先生が言ってたけどあれもホントかどうか事実は分からないまま…。

すると、

《杉山?》

丸山先生が声をかけてきた。

《卒業おめでとう、》

「ありがとうございます。」

《なぁちょっと来て?》

私はある場所に連れていかれた。
そこにいたのは…。

「え…、、」

りんちゃんと安田先生だった。

「ホントに来てくれたんだ…、安田先生。」

《幸せそうやな、あいつら》

「はいっ、私も嬉しいです♪」

《なら次は俺の番やな♪》

「え?」

《なぁ、杉山?ってか、、あなた…、俺と付き合ってくれへん?》

私はあまりにも突然でずっと先生のことを見つめてしまった。

「先生、、私…。」

《ん?てかもう、先生と生徒ちゃうやん?》

「ホントだったんだ…」

私は嬉しくて先生に飛びつくように抱きついた。

《おぉっ、なんやねん、危ないで!!》

「先生…、先生のことだいっ好き、チュッ///」

私は先生の頬にしてしまった。

《あ、そうや、前のテストのご褒美あげてなかったか…》

「え?」

すると、先生の唇が私の唇と重なった。

それはゆっくり、落ち着いたキスだった。

これは私のハツコイの話…。

まだまだ始まったばかりである。

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