ある日、机の中に1枚の手紙が入っていた。
ーーーーーーーーーーーーーー
授業後、図書館の資料室で待ってるから、ちょっと来てや。
丸山
ーーーーーーーーーーーーーー
丸山先生からの手紙だった。
私は急いで支度をして、図書館に向かった。
「先生?杉山です、、」
{ホンマに来たやん…杉山さん。}
そこに居たのは、
「安田先生?なんでここにいるんですか?あの、、丸山先生知りませんか?」
{丸山先生はこぉへんよ?}
「え?」
すると、〜ガチャ〜
資料室の鍵を閉めてる安田先生がいた。
「すみません、帰ります、私!」
{ええんか、、逃げて…丸はあなたの事好きになってしまったって言ってた…。}
「だ、だからなんですか…」
{ほー、強気やん…、、俺、言っちゃおうかな…、生徒と先生が禁断の恋してますって…}
「何が言いたいんですか?」
{よく聞いてくれた…あの、杉山さんのお友達の永瀬にもう俺に近づかないでって言うといて?}
りんちゃんのことだった。
「そんなの、自分で言ってください!私には…」
{あの子の恋、応援するんやろ?}
すると、どんどん安田先生は近づいてきて、
私の唇に指をおき、、
{わかったな?}
すると、〜ガラガラ〜
『安田せん…、、』
私は鍵をかけてあった扉がいつの間にか鍵が開いていて、、、そこに来たのはりんちゃんだった。
『どういうこと…、あなた…』
私は安田先生の手を振り払い、、
「違うの…、りんちゃんこれはね、」
『何が違うの、何してたの…あなた、最低!』
とりんちゃんはその場所を猛ダッシュで出ていった。
私はそこに居た安田先生を睨みつけ、りんちゃんを追いかけた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。