第2話

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2018/03/10 23:05
あなた

私はあなたごく普通の高校生1年生だった。
なのに、ある日のこと

バタンっ

道端で倒れてしまい救急車で病院に運ばれた
その時はすぐに退院できると思ってた
しかし医師が深刻そうな顔をして私に衝撃の事実を知らされる
医師
あなたはどんどん筋肉が衰える病気にかかっていて、余命1年です
あなた

そんな・・・

医師
いずれ手の力が入らなくなったり最終的に心臓が動かなくなるでしょう
私の両親はため息をついた
医師
薬を出しとくんで定期的に検診に来ていただくだけで結構です
私はわかりました。と言うしかなかった

家に帰ると両親が私に向かって
両親
両親
余命1年だっていうからって心配してくれると思わないでね
あなたの看護するなんてもってのほかよ
家を買うお金と食事代だけ渡すからもうこの家から出てって!ただでさせ邪魔だったのにこれ以上迷惑をかけさせないで!
両親は2人の間になかなか子供が出来ず、私を養子として迎えた
けれど2人の間に息子ができてからは自分達の息子しか可愛いがらなくて私にとってとても居心地の悪い家になっていた
だから私も
あなた

わかった

そう言って家を出ることにした

(けれど今のこの状況絶望的だな
親に捨てられ、挙げ句の果てには余命宣告まで受けちゃうんだもん
どーせ死んじゃうならうーんと大きな家を買って最期を過ごそうかな)

私は家探しを始めた

素敵な出会いが待っているとも知らずに・・・

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