第2話

友人
1,446
2019/07/04 11:05
私の通う中学校は至って普通の公立中学校。

お父さんはお金の心配しないで
私立にしてもいいと言っていたけど…



優愛
優愛
おはよう、あなた!どうしたの?浮かない顔して…
あなた

優愛!!おはよう~

あなた

ううん、ちょっと考え事をね。

優愛
優愛
あなたはすぐ溜め込むんだから何かあったら言いなよ?
ただ私が友達と離れたくなかっただけ。
優愛は私の幼なじみであり大切な友人。
いつだって私を支えてくれて
よき理解者でいつも隣にいてくれる。

優愛
優愛
あなたはもう桜川高校に絞るの?
あなた

そのつもり!だって読書部だよ??私のための部活じゃない!

優愛
優愛
えぇ~私だったらあなたのお父さんが経営する百合丘に行くけどなぁ
あなた

そりゃ優愛は可愛いからいいけど……私なんて冴えない普通の一般人だし、芸能人ばっかりの学校なんて落ち着かないよ…

優愛
優愛
何言ってんの勿体無い!あなた可愛いじゃん!
私が可愛いなんてある訳ないよ。

いつもブスブスって男子にからかわれるし

足が太いからミニスカートも制服が
ギリ許されるくらいだし

コミュニケーション取るのも苦手で
慣れるまでに時間かかる。


女子生徒「優愛~!次体育どっち?
体育館?グラウンド?」
優愛
優愛
グラウンド!女子はハンドボールだよ~
女子生徒「おっけー!ありがとう」


あなた

さすが優愛。頼れるリーダーだね。

優愛
優愛
そんな事ないよ。学級委員だからだよ~
優愛は凄い。

人見知りせず誰とでも仲良くできて

相談にも的確にアドバイスしてくれて
よく頼りにされてる

オシャレでメイクも上手でモテる。


こんなふうに私もなれたら……



優愛
優愛
あなた??
優愛
優愛
どうしたの?
生まれ変わったら優愛になりたい。

あなた

ううん、なんでもない!

優愛
優愛
私達も早く着替えてグラウンドに行こ?
なんてね。

そんなの私じゃない。
私はドジで忘れ症で冴えない読書女。

これからもそれは変わらないんだ。
あなた

うん!行こっか!

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